イシューからはじめよ

仕事に関して、確かにそうだなと思った記事が2つあったので紹介します。

Seasar2から卒業しようAdd Star

人は、新たな環境で経験を積んでいくと、少しずついろんなことが出来るようになり、そのうち、その環境では、何でも自分の思った通りに出来るようになります。 「おら、強ぇ」状態。

同じ仕事を3、4年もやっていると、最初は新人だった自分も、いつのまにか教える立場になり、気が付けば、そのサービスやシステムに関して社内で一番詳しいのが自分という状態になります。そういう状態になると、かつて毎日成長を実感していた日々とはかけ離れ、楽だけど退屈に感じてくることがあります。もちろん、そう感じているだけで、いくらでも仕事を楽しむやり方はあるだろうし、どうしても嫌なら違う担当、ポジションを変えてもらうこともできるだろうし、チームマネジメントや後輩の育成に注力するというのもあるとは思いますが、そういうモヤッとした状態のときに、他社から良い条件で新しいことをやらないかと誘われると、ふらっと転職しちゃう、みたいなこともあるよなと思いました。

もう一つ。

日本のインターネット広告とマーケティングを爆速でリードするヤフー高田氏:20~30代ビジネスマン必読の3冊

自分のキャパシティーやスキルの上限を超えて仕事に取り組んでいると、どうしても不安になったり焦ったりして、本来のパフォーマンスを出せなくなることがあります。

後から考えると、すごく成長した時期というのは、大抵自分のキャパシティを超えたことをやっていて、知らないことや分からないことが次々と出てきて壁にぶつかって思い悩んでいるということが多くて、最近うまく行ってないなと感じることが多いです。

この2つの記事を読んで思ったのは、自分では上手く行っていると思っている時ほど成長していなくて、全然上手く行っていないと思っている時ほど、成長しているものなのかなという逆説的な発見でした。こういうのなんて言うんでしたっけ、コンフォートゾーンだ。コンフォートゾーンに居続けるとダメになっちゃうわけです。

ところで、タイトルの「イシューからはじめよ」ですが、超有名なのに読んだことなかったので、2つめの記事で紹介されていたのでこの機会に買いました。イシューとは本当に解くべき課題のことで、課題にやみくもに立ち向かうのではなく、何が課題なのか、それを「解く」まえに「見極める」ことが重要という内容ですね、たぶん。

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

読んでみたくなった理由として上記記事の中の紹介文に興味惹かれたからです。

特に、20代の最近仕事をはじめた人なんかだと、今後仕事を学んでいくうえでこれを読んでおくと間違いない。30代以上の一通り仕事の自分の型を見つけた方でも、自分のキャパシティーを超える量の仕事や、スキルを超えて挑戦的な仕事に取り組んでいるときなんかに読むと、必ずご自身の仕事の取り組み方の非効率性を見いだすことができると思います。

著者はいまヤフーでCSOやってるんですね。名前みたことあると思いました。 読んだらまた感想書きたいと思います。