就活で50社落ちたぼくが新卒フリーランスに思うこと

こんな記事が話題になってます。

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ぼくもたくさんの企業で選考に落ちてきました。 落ち込むこともあったけど、それはぼくに気付きを与えてくれたんです。 「ぼくは社会不適合者なんだ」って。

ぼくも10年ほど前、就職活動がうまく行かず合計で50社くらい受けて全部落ちたことがあったので、なんか気持ちはすごい分かるなーと思いました。だんだん受けることができる会社もなくなってくるし、受けても受けてもお祈りメールをもらっていくうちに、自分は社会に求められていない社会不適合者なんじゃないかって全く同じことを友達に愚痴ったりしていました。

さらに言えば10年前の時点で5年くらい書き続けていたブログがあって、そこそこPVとかもあったので当時ブログ書くだけで生活できたらなーなんて本気で考えていたこともありました。

だからすごく昔の自分とリンクして、今の時代は当時よりもプロブロガーも増えたし新卒フリーランスも流行りなので、もし自分が今の時代に就職活動していたら、同じ道を選んだりした可能性もあるのかなと思ったりもします。

でもぼくが当時、そうならなかったのは51社目で内定をもらえたからでした。 ずっと食品メーカーや製薬会社で研究職になるために就職活動をしていたぼくですが、ブログを真剣にやっていたこともあり、インターネット業界に対する強い興味がありました。そこでインターネット業界の巨人であるヤフーを受けてみたところ奇跡的に内定をもらうことができ、そこからぼくのキャリアが始まりました。

ヤフーの面接を受けたときに話した自己PRはブログでした。どれだけブログに対して継続的に努力と工夫をして結果を出したか、そこから学んだことと、インターネットの可能性を強く信じているということを話して内定をもらうことができました。

今でこそ、新卒でヤフーに入ったことにより、いろんなことを勉強させてもらって、その経験を使って転職したりもしましたが、 やっぱりスタートはあの時、諦めずに就職活動を続けたことだなーと思います。40社落ちたかもしれないけど、41社目で内定もらえるかもしれないし、ぼくの友達で10社連続最終面接で落ち続けたけど秋に大手医療系メーカーから内定もらった人もいたし、就活浪人してメガバンクに入った友達もいました。どこまで心が挫けそうになっても諦めなかったらいいことがあるんじゃないかなと思います。

それに月に4、5万しかブログで稼げていない状態で地方に移住して生活コストを下げるってのはリスキーかなと思います。特に地方ってところがお金持ちになりたいって言っている人が、そのために節約を頑張るみたいな矛盾を感じます。お金持ちになりたいんだったらどうやったら収入を増やすか考えて投資しないといけなくて、フリーランスになるから生活コストを下げるために地方に行くってのは悪手です。

そもそも新卒フリーランスってのは、やぎろぐの人だって月に100万ブログで稼いでるらしいですが、それでも社会人経験なしでフリーランスになるのは後々の人としての厚みを考えたときにリスキーな選択肢だなと思うくらいです。

エンジニアでもフリーランスって人多いですが、エンジニアの場合フリーランスになる人って腕に相当自信がある人で、プロ中のプロ、ほんの一握りの実力者だけがなれる称号みたいなところがあるので、そんな達人クラスのフリーランスに、大学卒業していきなり新卒フリーランスって言われてもピンとこないところがあります。

というわけで、ぼくが言いたいのは諦めたくなる、逃げたくなる気持ちはすごく分かるけど、まだ頑張れると思うし、まだ全然なんとでもなると思うということです。

例えば今までどんな業界を受けてきたのか知りませんが、服が好きなようなので、それこそぼくの古巣の会社で募集している服関係の職種なんてどうでしょう。別に正社員じゃなくても最初はアルバイトから入って正社員採用されるような人もたくさんいます。バイトしながらブログ書いて正社員目指すってことでも全然いんじゃないでしょうか。

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場所も千葉なんで生活コストも都内と比べたら多少低いし、都心にも出やすいです。

自分の人生なので最終的には自分で選べばいいと思うけど、とりあえず、今の状態で何の計画もなく地方移住するのは詰む気がします。まだまだ時間はたっぷりあるし、いくらでも余白はあるので、もっと行けるよってことを伝えたいです。