【読書感想】君はどこにでも行ける(堀江貴文)

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先月発売のホリエモンの新書を読んでみました。

一見タイトルからすると、「最近の若者は海外に出て行きたがらない、それではダメだ、海外で活躍するグローバルな人材を目指せ」って主張のように思えますが、実際に読んでみると「海外に行きたければ行けばいいし、行きたくなければ行かなくていい、日本にいようが海外にいようがやれることなんていくらでもある」、つまり好きなように生きろというお話でした。

ただ、その思考に至るまでの過程としては、実際にいろんな国をみてきたホリエモン自身が、日本はいまやGDPではアメリカの4分の1、中国の半分、一人あたりのGDPでは世界27位であり、日本はもはや特別恵まれた国ではない、タイやベトナム、シンガポールなどの新興国の勢いは凄まじく、生活水準もさほど違いはない、そんな中で世界に行けない場所なんてなくて、日本が特別な場所でもない時代に、日本の中とか外とか区別することがナンセンスであり、そんなことに囚われてはいけないという主張になります。

僕たちにいけない場所はない。世界各国を旅して、僕は肌感覚で学んできた。もう国の「外」と「なか」を区別する意味は、なくなろうとしているのだ。というかもともとないのだけど。おそらく、海外に出られない大人は、「ここなら安全」「ここで十分」「出て行くのは危ない」と無意識に考えているのだと思う。そうじゃない。何を見たいのか、何が欲しいのか。何をやりたいのか。それをはっきりさせないと、いつまでも「外」と「なか」の区切りは消えないだろう。逆に言うと、はっきりさせれば動き出すのは容易い。どこに行くのも可能なのに、どこにも行けないのだとしたら、とらわれているのは君自身だ。本当に「出ていく」には、世界は超えなくちゃいけない障害だらけという。勝手な思い込みを解くことが大切だ

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つまり今や日本だからとか海外だからとかに意味はないけれど、それを実感するためには海外に行けば分かるというような逆説的なお話でもありました。世界の国境はなくなりつつあり、それこそが本当のグローバリゼーションということなのではないでしょうか。

僕たちを不自由にする「国境」は頭のなかにある。
「見たことないのないものを、見に行きたかった」のだ。その場にしかないもの、そこにしかないものを見たい、楽しみたい、味わいつくしたい、だから日本を出て世界を飛び回っている。

ぼくも最近、海外旅行にたまに行くようになって、毎回すげー楽しくて、それまではどっちかというと旅行に時間とお金を使って疲れるのなんて好きじゃなかったんですが、だんだん価値観が変わってきました。むしろ体験すること、楽しむことこそが短い人生の目的であって、それこそがお金と時間を費やすに値することなのではと思うようになりました。

海外はなんとなく心理的に距離があるように感じますが、実際はアジアなら数時間で10万円もあればいつでも行けるし、その気になれば明日から1週間海外に行くことなんていつでもできます。その選択肢が常にあるというのは自分が自由である証拠でもある、というような感じがします。

僕は約3年前からノマドになった。家やマンションは持たず、日本でも海外でも、基本的にはホテル暮らしで、自由に移動を繰り返している。

ぼくはもしお金持ちになったらキャッシュでマンションを買って、みたいなことを妄想していましたが、本当のお金持ちはむしろ定住地を持たないんだなという新鮮な気づきでした。確かに6億円もあえれば、毎日3万円のホテルに泊まっても60年生活ができます。そうなってくると、本当に場所に囚われることなく、行きたい場所に行って、好きなことをするというような生活が人類の歴史からみても、定住生活が始まったのは最近なので、本来の姿、なのかもしれません。

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