シルバーウィークの後半は家で漫画を読んでました。 漫画はよく読むんですが、最近読んだ中では進撃の巨人以来の面白さでした。 まだ読んだことない人にはオススメです。
ストーリーはタイトルからも分かるように種を喰らうということで、人間を捕食する種族VS人間のお話です。この手の話は漫画ではよくあるので、バクマンで言うところの王道漫画になりますね。ヤングジャンプ掲載ということで、少年漫画には載せられないようなグロいシーンも満載です。ぼくはグロいシーンやキャラクターが死ぬが多い方が、リアリティというか緊迫感があって好きなので、好みの漫画でした。
連載開始が2011年ということで、有名な王道漫画の影響を受けているんだろうなという部分が多々有ります。
例えば、
・幽☆遊☆白書 妖怪のランク付け(Aランク、Sランクなど)
・クレイモア 人間を捕食する妖魔との闘い 主人公は半妖 妖魔の血肉を取り込んで半妖が生まれる 限界を超えて覚醒する
・寄生獣 人間を捕食する生物との闘い 普段の見た目は人間のまま 知性を持つ寄生獣が人間社会との適合を試みる が、人間側に理解されず駆逐される
みたいな設定はもろもろ似ています。 これはパクリというよりは、繰り返し使われる王道テーマ、設定なので、インスパイアくらいでしょうか。むしろ、この使い古されたテーマの中で、どう面白く描くのかが問われるものだと思います。
ちなみに、この東京喰種トーキョーグール、第一部まで読み終わったのですが、14巻で終わってしまいました。話の内容としてはかなりアップテンポで、正直普通の漫画だったら30巻くらいまで伸ばせそうなシーンが続いていたので、もう少しラストをじっくり描いてもよかったんじゃないかと思ったりもしましたが、主要キャラを惜しみなく使い切っていき、収束させる様は逆に清々しくも感じました。
人気がでたらダラダラしちゃう漫画多いですからね。ブリーチだったら最終戦だけで5年くらい続けそうです。殺された重要キャラが、後で重症だったけど、なぜか全員生き延びてた的なところもなく、ちゃんと死んでいくのも高評価です。
回収できていない伏線(なぜリゼだったのか、隻眼の梟の詳細)も多いですが、この東京喰種トーキョーグール、東京喰種トーキョーグール:re として今も連載中らしく、「その後」の話になっているようです。ここで一部で死んだ重要キャラが全員生きてたみたいなことにならないことを祈っていますが、こちらも読むのが楽しみです。
東京以外はどうなのか、人が喰われまくってるのに市民はパニックになってなさすぎだろ、とかいろいろ気になるところはあったりもしますが、とてもいい漫画でした。今からジャンプのアプリで3巻まで無料で読めるので、読んだことがない人は読むと幸せになると思います。