すぐヤル技術と婚活、あるいは社会情勢について。

昨年の当ブログの記事を振り返ってみると例年に比べ、熱い記事が少なかったなという気がしています。
人から批判されるような、議論を呼ぶような記事、感情のこもった社会に対する疑問などを意識的に避けたわけではないですが、ほとんど書かなかったのは情熱や余力の不足からくる逃げだったのかもしれません。別にそれでも全然構わないのですが、振り返って見たときにやっぱりブログに割けるエネルギーが減っていることを感じたのです。

例えば、脈略なく社会に対する最近思ったことを二つ軽く挙げてみます。
この手の社会の動向に関する話題が最近なかったです。

一つは昨今の派遣切りという現象です。
正月を目前に派遣社員を一斉に切ってしまうなんて大企業のエゴ、非人道的な措置であるかのような最近のマスコミの論調に疑問を感じています。なぜなら企業が派遣社員を使うのは、普段からの経費削減効果以上に、景気がこのようになった時のことを考えて人員調整し易いようにという意味合いが強いので、こうなったのはある意味当然であり、今更それは酷いではないかというのは丸っきりお門違いであるからです。これは誰もが理解できる点だと思いますが、そもそも派遣制度であったり契約社員という形態に根本的な問題は潜んでいるのです。好景気の裏で長年放置されてきた問題で、今になって大企業を悪者扱いするのはどうかなと思います。元派遣社員の人がたくさんマスコミに取り上げられているのはマスコミの悪意を感じます。派遣社員の人たちだって多くの人は最初からこうなることは、ある程度予測できていたはずだし、覚悟して派遣社員になっているはずで、苦しいけどそれが現実だし仕方ないと受け入れているのではないでしょうか。そうではなく責任を他の誰かに押し付けたいだけなのだとしたら、単に見通しが甘く自分の立場を理解できていないとしか言いようがありません。こうなったのは当たり前であり、何が悪いかというと資本主義やグローバリゼーションだということになってきます。

グローバリゼーションということで二つ目です。
社会を変えたいという人は世の中にたくさんいます。
中でも世界を見渡した時に、発展途上国や貧困層の人たちを一人でも救いたいと言う人はかなり多いです。
しかし、一方で資本主義社会で豊かであるというのは必ず誰かの犠牲の上に成り立つものでもあります。
ぼくはアフリカ諸国やアジア諸国で暮らした経験がないため、何を言っても説得力が全くないのですが、日本はたまたま先に豊かになっただけなのだから発展途上国が豊かになるためのお手伝いをするのは当然であり、世界の皆が幸せになる方法を模索したいというのは綺麗ごとに過ぎないことを知っているつもりです。伊坂幸太郎氏の教えにあるように、それでも目の前に困っている人がいれば助けるのは当然だというのは理解できます。しかし、普段勤める会社の福利厚生や給与に不満を垂れながら、贅沢な暮らしを続ける傍ら世界の子供を助けるために何かしなくてはというのは傲慢だと思うのです。発展途上国が先進国並みに成長するということは、資本主義とグローバリゼーションの観点から見ると、日本の相対的な国力の低下に他ならず、それこそがまさに今の賃金の低下や安価な労働力の提供である派遣社員制度の根元にあるものだということを理解しなくてはいけません。人の命はそれでも何事にも代えがたい、救うべきものだ、それは結構ですが、それを言うのであれば自分の人生の全てを捧げる覚悟で言わなくてはいけないと思うのです。さっきも書いたように、ぼくは途上国の現状を肌で感じた上で言っているわけではないので、それこそ机上の空論かもしれませんし、感化されやすい性格なので現地に住めば「それならば資本主義なんてくそ食らえだ」と言い出す可能性は十分あります。しかし、現時点では何もかもがうまくいく世の中ではない、それが現実だという考え方です。流れに逆らって出口だけどうにかしようとするのではなく、努力するなら努力の仕方をまず考える必要があると思うのです。

資本主義とグローバリゼーションと途上国の発展、この三つが進むと日本がこれ以上豊かになることはあり得ません。
むしろ貧しくなっていく一方で、今まで搾取してきた分、搾取されることになります。
それだけでなく、今までの日本は資本主義社会と言いつつも、一億総中流社会のように社会主義的な側面があったので、これからはますます国民の間にも格差が広まっていきます、それが本当の資本主義社会です。世界有数の経済大国(資本主義)であったはずの日本が今まで世界一格差の少ない国であったのに対して、自称社会主義社会の代表であるお隣の中国が世界一格差のある国であったことは笑えない冗談になっています。肝心なのは自分の生活水準を失う勇気、覚悟のない人間が軽々しく、人を救えるかのような発言をしてはいけないということです。しかも、それを居酒屋で酒を飲みながら話しているのは、聞くに耐えがたいものではあります。

ところで話題は変わりまして、先日つくば市議会議員の五十嵐さんという方の講演を聴く機会がありまして、その時のアイスブレイクで「すぐやる!」技術という本を紹介していました。「朝、本屋で買ってまだ読んでないんですけど、こういう自己啓発系の本に書いてあることって薄っぺらいんですよね。あなたにあげますよ」って一番前に座っていたぼくにくれたのですが、読んでもいない本に対して薄っぺらいとは失礼極まりなく人間としてどうかと思いました。が、しかし、実際読んでみてやっぱり中身が薄っぺらかったので仕方ないなとも思いました。でも一つだけいいことが書いてあったので、その部分を紹介したいと思います。

講義や勉強会、講演で実行するべき事柄なのですが

【引用始まり】 — 1.一番前に座って講師の目を見つめつつ傾聴すること
2.一番に手を挙げて質問すること
3.一番に講師に駆け寄り名刺交換すること【引用終わり】 —

3はともかく、1と2を実行することにより自分の集中力が高まり話を深く聞くことができるということです。
確かに、一番前なら睡魔もやってこないでしょうし、最初に質問しようと構えていたら真剣に話を聞くことができるはずです。聞く姿勢として最初に質問するということを決めておくというのは効果がありそうだなと思いました。

関係ないのですが、もう一つついでに書いておくと、最近実家の近所では結婚ラッシュならぬ、孫ラッシュらしく、親はその話ばかりしてきます。孫は可愛いという話を周りから頻繁にされると焦るそうなのですが、ぼくの同世代の友達も同じような状況らしく、これからしばらく共通の話題となりそうな感じです。もう、26ですからね…。今日も地元の女友達とランチに行ったのですが、話題は結婚についてです。やたら条件だとか公務員だとか、消防士だとかの単語が出た後に「やっぱり(結局)、金だよね。」って言ってたのが印象的でした。婚活というやつですかね。まだ25,26ですからいいですけど、これが34とかになるとリアルすぎて何も言えなくなってしまいそうです。社会情勢について、あれこれ考えることも必要かもしれないですけど、自分の人生設計についても考えなくてはいけませんね。

以上、昨今の社会情勢と「すぐやる!」技術と婚活についてでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

1983年大分県生まれ。東京在住のWeb系エンジニア。
ポータルサイト、ファッションECサイト、コーディネートアプリ、食品ECサイトの開発運用などを経験。
人に役立つことや面白い記事を書けたらなと思っています。