ねじまき鳥クロニクル第1部

ねじまき鳥クロニクルの第一部を読み終わりました。

「ねじまき鳥クロニクル」

率直な感想を述べると、普通におもしろかったです。
最初の方では小説にありがちな細かい情景描写が読みにくいと感じることもありましたけど、途中からは吸い込まれるように自然に読むことができました。特に最後の戦争描写が好き嫌いもあるのかもしれませんが、個人的には良かったです。内容はグロテスクではありますが、その緊迫感が滑らかに伝わり、読むということに気持ちよさすら感じました。

第1部なのでまだ話は完結していないのですが、第2部以降も楽しみな本です。明日にでも第2部、3部を買いに行こうと思います。
久々に本を読むことの楽しさに触れましたけど、高校大学時代にほとんど本を読んでこなかったことをちょっと後悔しました。
思春期以前には少なくとも数百冊は読んだ記憶がありますが、むしろ思春期からそれ以降の方が本を読んで理解する能力、影響を受ける可能性があったように思えます。
これを機会に名作・良作と呼ばれる本だけでも読んでいきたいと強く思いました。
逆に幸せなことでもあるんですけどね、まだ読んでいない素晴らしい作品が世の中にはたくさんあるということは。

ねじまき鳥クロニクル第1部にはストーリーというほどのストーリーがあったのか分かりませんけど、細かい表現とかにも着目してみました。
例えば主人公は妻のことを最初はクミコと表現しています。
そこにはクミコが妻だという説明は一切ありません。
そして数行後にはクミコは彼女という表現に変わっています。
さらに数行後には彼女は妻に代わっています。
クミコという女性が妻だということは全く明言していないのですが、いつのまにかクミコは妻だということが読者に刷り込まれていて、この変が巧いと思いました。

【引用始まり】 —
「俺は何してんだ?」と僕は思った。
【引用終わり】 —

なんて表現も好きでした。

村上春樹さんの他の作品、特に代表作と呼ばれる作品も随時読んでいきたいですね。

2 件のコメント

  • [ねじまき]
     自分も読んでみようかな~ねじまき。村上春樹氏の中では「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」がおすすめです。タイトルに惹かれるってのもあるけど~内容も良かったです!ノルウェイの森は代表作ですが・・・あの作品から入るべきではないような気がします。

  • [ふむふむ]
    最近村上春樹について興味をもっていろいろ調べてみたけど、ハードボイルドとダンスダンスダンスは読んでみたいと思ったよ。
    ノルウェイの森はちょっと作風ががらりと違うらしいね。カフカも読んでみたいな。
    ハードボイルド近いうちに読みたいと思います。

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