ぼく論

ぼくは日記の中で自分のことを「ぼく」と呼んでいますが、普段の生活の中では自分のことを「おれ」と呼んでいます。
あまりにいつも日記の中でぼく、ぼくと言っているため、日常生活の中で思わず「ぼく」と口走ってしまいそうな時があります。

その時はあぶねーとか思うんですが、最近ぼくっていうのもいいかなーと思うようになったのです。

例えばちょっと目上の人に対して
「あ、それぼくがやっときますよ!」
と言ったらなんかかっこよくないですか?

「あ、それオレがやっときますよ!」
と言うとちょっとワイルドな感じがしますけど、「ぼく」はなんとなく好青年な感じがする気がします。

そもそも日本男児は一人称を「ぼく」と呼ぶことにちょっと抵抗があるんですよね。英語では一生「I」だけでいいんですけど、日本語にはたくさんの呼び方があります。
小さい頃はほとんどの子供が自分のことを「ぼく」と呼びます。(今時の子は違うかもしれないけど)
そして成長して思春期に入ると自分のことを「ぼく」と呼ぶことが妙に格好悪いような気がしてきて恥ずかしくなり「おれ」にだんだんと変わってきます。周りの友達もみんな「おれ」に変わって行くので余計そう感じます。

だから思春期が終わる頃には「ぼく」はほとんど絶滅するだけではなく「ぼく」と口に出すことに抵抗すら感じるようになっているのです。

だからこそ。
だからこそ、今自分のことを「ぼく」と言えることがカッコいいような気がするのです。
人が恥ずかしいと思うことを克服したみたいな感じがして。
「ぼく」と言える大人になろう。みたいなキャンペーン。

いや40過ぎたおっさんが「ぼく」って言ってたら実際ちょっと気持ち悪いですけどね。

一方「おれ」「ぼく」に並んで日本男児の一人称として存在するのが「わたし」です。
もうぼくたちの世代は二十歳も過ぎて社会に出ていてもおかしくない年ですから中には目上の人に対して「私」を使う人もいます。
まあ正式なかしこまった場では「私」でもいいかもしれませんが、フランクな場では「私」というのは背伸びしすぎなんじゃいかなと思います。
ぼく的には「私」を使うのはスーツを着るようになってからでもいいかなくらいに思います。

それでも「おれ」と「わたし」の中間的な使い分けで「ぼく」は便利だから使えるようになっておくべきじゃないかと思います。
「ぼく」を捨てて「おれ」を身に着ける時期が思春期なら「ぼく」を再び身に着けるのが20代前半くらいなんじゃないかなと。
その後「わたし」で・・・「わし」・・・!?

この前実験の延長でプレゼンがあったんですよ。
その打ち合わせのメールを相方のU君(もちろん男、タメ)に送ったんですけど返事が

「たぶんそうだったと思います。私は一応作りました。こんなもんかという感じです。」

めちゃめちゃ他人行儀やん。

言葉使いや一人称っていうのは意外と大事だと思います。

4 件のコメント

  • [「僕」の魅力]
    「僕」を使う人に弱いです。
    永遠の少年的なものへのあこがれだと思います。

    「僕」と「オレ」をうまく使い分けてる人を見ると、
    あーずるいなぁ(いい意味で)と思います。

  • [やはり]
    ぼくと言う言葉に年上の女性は弱いのですね(笑)
    ぼくもマスターして立派なオレとぼくの両刀使いになりたいと思います。

  • [あなたのことを待ち焦がれておりました]
    ご近所のヒロさんで~す。「ボク論」が来るのを待ってました。煽った甲斐がありました(笑)。

    >いや40過ぎたおっさんが「ぼく」って言ってたら実際ちょっと気持ち悪いですけどね。

    20代は「かっこよく」って、40代は気持ち悪いって、これなんだろう? 日本の政治家で「僕」を使っている人はたくさんいますが、どんな風に感じられますか?

  • [え~]
    煽ってたんですか(笑)

    >日本の政治家で「僕」を使っている人はたくさんいますが、どんな風に感じられますか?

    なんでしょうねー。
    40代のおっさんをイメージした時に、政治家って発想がなかったです。
    自分の父親とかをイメージしたんで、変な感じがしたのでしょーか??
    そう言われてみると、気持ち悪い理由もよく分からなかったりします。
    40代だとぼくより私の方が相応しい気がするからでしょうか。

    難しいですね。
    コメントありがとーございました。

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