オープン化戦略

ぼくが東京に来た理由の一つは、東京には人がいる、たくさんの人と出あ会ってたくさんの価値観に触れることによって自分を磨くことができるだろうと考えたからです。そして実際に東京に来てみて半年が経ち、社内の人で顔見知りも含めて知り合いだと言えるのはざっと100人くらいで、一方社外の人で知り合いだと言える人も100人(交換してもらった名刺を今数えたらざっと60枚くらい、交換してもらってない人も多数)くらい作ることができました。東京にはこれでもかってくらい多くの組織やネットワークが存在するし、様々な活動をしている人たちがいて自分さえその気になれば人脈は限りなく広げることができるということを実感しています。これは地方にいるとなかなか実現することができない東京の魅力です。どこかの企業の中長期戦略ではありませんが、これからは社内の人はもちろんなのですがそこには限界がありますから、むしろ無限に広がる可能性のある社外の人とさらに積極的に交わっていきたいと思っています。もっともっとたくさんのコミュニティーに参加して、いろんな刺激をもらいたいです。

毎度のことながら、積極的に行動さえすれば出会うだけなら誰でもできることなのですが、そこから一歩踏み込んで新しい関係を築き自分が成長したり、何か成し遂げるためにはどう行動すべきかというのも大事なことです。ぼくは人見知りで奥手な性格なので一層思うのですが、そこにはある程度、量を重ねる必要性もあるのかなということです。

例えば恋愛的視点で見ても、この半年間で何十人かの女性と出会ったわけですが、その中でピンときた人は正確な人数は濁すとして、ほんの一人か二人でした。ちょっと話はずれちゃいますけど、ぼくはけっこー直感で行動するタイプで(というか人間はそういう風にできているのかもしれないけど)会って話して30秒でだいたいフィーリングで結論が出てしまいます。ファーストインプレッションの大切さとかに関わってくるのかもしれないけど、最初に感じた印象というのはその後深く関わってもほとんどの場合ぶれることがありません。

容姿がかわいいとかそういう意味ではなくて、少し(数十秒話しただけでも)この人は他の人とは違いフィーリングが合う!という人とは友達としてもうまくいくし、よくよく話してみてもそれを確認し確信することになります。逆に昨日なんてまさにそうだったんですけど友達に紹介してもらった人と会ってすぐ、この人は無理だなと感じたんですけど5時間話した結果、得られたのは自分の直感の正しさだけでした。

ちょっと偏見入ってるかもしれないけどあえて言わせてもらうと、好きな本が「恋空」、見たい映画が「ホームレス中学生」な女性のことをぼくが好きになるようなことは天変地異が起こったとしても絶対にあり得ないことです。なんだろーなー、そういう価値観の違いがファーストインプレッションで感じられてしまうというのも逆に不思議な感じもしてきました。いや、実際に昨日はホームレス中学生を見たんですよ。紹介してくれた友達には非常に悪いと思うけど、本当に時間の無駄でした。前から何度も言ってるけど、ぼくは知的な女性が好きなのです。リアルな話が好きだという前置きで恋空の名前を出した時点で、案の定、やっぱりという言葉が頭によぎりました。

でも、話を戻すとそういう出会いの可能性というのは結局、会ってみなければ何も始まらないわけだし、ましてや相性なんてのは人それぞれ違うわけですから質と共に量も大事なことだと思うわけです。別に異性との出会いに限った話じゃないですよ。自分にプラスに働く、刺激や価値観を分かち合える人間と出会うことは幸せなことだし、そうなるためにはやはりある程度、たくさんの人と出会う必要があるということです。仮にある団体に所属してそこでは得られるものが少なかったとしても、そこで出会った人はまた他の団体に所属していて紹介してくれたりするのでチャンスは積極的に逃さず参加していかなくてはと思います。そして大抵、そういう場所で出会える人材というのは志が高く、知的レベルの高い人たちばかりなので刺激たっぷりです。

それで、今までの話は前置きで今日はSASのイベントで木全さんの講演がありました。木全さんは福岡生まれの9人兄弟で、第二次世界大戦の終戦を平壌で迎え、その後東京大学医学部を卒業し、労働省へ入省し日本で最初のODA担当者になり、15年間発展途上国の開発に携わった後、女性外交官がいなかった当時ニューヨークに大使館に外交官として3年間滞在するなどした後、引退後はBodyShopJapanを創業し今はNPO法人JHSKの理事長をなさっている輝かしい経歴の日本のキャリアウーマンの先駆け、生ける伝説のような方です。

NPO法人 JKSK -理事長紹介

この人はおそらく日本の働く女性の中でも屈指の方だと思います。今日、この講演をきいた女性は幸せだったと思うし、非常に大切な出会いになっただろうなと思います。

いくつか印象に残った言葉を紹介すると

【引用始まり】 — 少なくとも自分の人生は自分で生きていく自立心を持つことが大事。
自分の仕事は自分の意思で決める、それがどんな困難にも打ち勝つ基本【引用終わり】 —

【引用始まり】 — 「いい人見つけて結婚するの。なんて言ってる人はこれからは全員不幸になる。」【引用終わり】 —

【引用始まり】 — 重要なことは自分で決める、あなたが自分で決めたじゃないという状況を自ら作ることが根本的なこと、人生の基本【引用終わり】 —

あーここで、思い出したけど昨日会った女の子は「寂しいし、早くいい人と出会って仕事辞めたい」なんて言ってたなー。言語道断ですよ。ほんっとに。ぼくは自分が尊敬できると思えるような人でないと好きにはなれません。

木全さんの座右の銘は「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするように」だそうです。そのために必要なことは、健康であること、能力を持つこと、経済力を持つことの三つです。もしかしたらこれは持っている、しかも圧倒的に持っている人だからこその言葉なのかもしれませんが、重みのある言葉でもあります。

そんな木全さんはぼくら農業チームの話を聞いてすぐに、それだったらちょうどいい企業家がいるとある方を紹介してくれるという話になりました。日本のTOPを行く人だからこそ、話の節々に○○商事がこういうことを始めたから本当なのかと社長に話を聞きに言っただとか、嫌味っぽくなくさらっと大物の名前が出てくるので人脈もここまでいくと脅威だなとすら思いました。結局、類は友を呼ぶというか、大物との人脈を作りたければ自分も大物にならなくてはいけないというのは事実だと思うし、自分はまだまだ一歩や二歩ではなく、十歩も二十歩、いやたぶん百歩くらい進んでいかなければいけないなと思います。いつしか、人の人脈にお世話になるばかりではなく、自分の人脈を頼られるような人物になりたいです。

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