クレイモア

月間少年ジャンプに連載されていた漫画ですが、月間少年ジャンプが廃刊となり今度ジャンプスクエアという新設された雑誌に掲載予定の漫画です。その番外編が週間少年ジャンプに何度か載ったことでまんまと集英社の作戦にはまり全巻借りて朝まで読んでしまいました。

評判どおりものすごくおもしろい漫画です。
特に4巻、5巻、6巻くらいは今まで読んだ戦闘モノの中でもずば抜けていました。まさに神展開です。何が素晴らしいかというと通常バトル物は物語が進む中で強さのインフレが起こり、昔強かったやつの存在価値がだんだん弱くなってかすんでしまうという残念な展開がありがちなのですが、No1の微笑のテレサという圧倒的な存在が非常にうまく作用していてNo2以下の強さも全てはテレサのために存在するかのような美しい流れがそこにはありました。全ての伏線が綺麗にうまく繋がっていました。少なくとも6巻までは・・・。

6巻以降は残念なことにありがちな強さのインフレが起ってしまっています。
もはや(半)覚醒することが強さの前提になりつつあり、深淵の者という存在やその戦い方は典型的なバトル系漫画のそれを受け継いでいて、それはそれでおもしろいのですが展開としては平凡さを感じたりします。半覚醒状態での戦闘なんてのは寄生獣を連想するような場面もありますし、何より最近はテレサの存在がすっかり薄くなってしまっています。テレサは少なくともほとんど本気を出していなかったということとプリシラが現状No1の実力者という設定が残っているのが救いではありますけど、インフレのなさが前半のおもしろさの要だっただけに残念です。

問題なのは深淵の者が高い知性と自我を持っているが故に普通のクレイモア達との違いがよく分からなくなってしまっているところです。中途半端な覚醒者達は殺戮を目的とする強い妖魔という位置付けですが、覚醒しても普段は素の姿を維持できる上に特別な食欲があるわけでもないなら覚醒しても問題ないんじゃ?とか思ってしまいます。まあ、その辺は組織の真の目的などが明らかになるとおもしろさに繋がるのかもしれません。

クレイモアのメンバーの顔がみんな似ていて、名前も覚え難いという欠点もありますが、トータルで見れば非常にクオリティーの高い漫画です。一流と言えるでしょう。まだ読んでいない一流の漫画が世の中にはたくさんあると思うだけで幸せで生きていく価値がありますね。

おまけ:ソープランド「クレイモア」

追記:ぼくの漫画の評価基準の一つに重要キャラがあっさり死ぬということがあります。それにより誰がいつ死ぬか分からないという緊張感が生まれるし命に重みを感じることができます。だからハンターやクレイモアはおもしろいとおもうし、24は最高だと思うのです。

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