ジシャコウ

広告業界で働いていると、よくジシャコウという言葉を聞きます。
ジシャコウとは自社の広告のことなんですが、テレビなら自分の局の番組の宣伝だったり、ネットなら新しいサービスの紹介だったりと基本的にクライアントからお金をもらって広告を載せるビジネスモデルの中でも特別な広告です。特別といっても、その本当の意味は自社の宣伝をしたいからというよりも、実は売れ残った広告枠をしょうがないから自分とこの広告載せて消化しているというのが実情だったりします。

普段、めざましテレビと特ダネを30分見るだけのぼくですが、久々に今日のお昼テレビをつけて眺めてみたのですが、気づいたことが二つありました。一つは裸の大将の塚地の演技が下手すぎること。もう一つはCMが全て(100%)番組の宣伝、つまりはジシャコウだったのです。同じ番組の宣伝が2回に一回くらい繰りかえされているだけでCMが終わってしまいました。

これを裏付けるデータとして こんなものがあります。08年4月~6月期の民放営業利益ランキングですが、フジテレビが前年比-19.6%、TBSが前年比-48.2% 、テレビ朝日が前年比-10.1% 、日本テレビが前年比-61.8%、テレビ東京が前年比-69.6%です。景気後退局面からクライアントの広告自粛、インターネットへのシフト、視聴率の低下、様々な原因があるんでしょうけど全ての局が利益を減らしており、前年比-60%を超えるなんてほとんど経営危機と言っても過言ではない状況です。

そして実はテレビはまだいい方で、新聞や雑誌はもっと深刻な状況になっています。広告のビジネスモデルは景気に左右されやすいですが、そもそもそれを支えていた視聴率や売り上げ部数が激減しているという事実がそれに拍車をかけて、かつてないスピードで衰退してきているのです。

六本木の看板広告も空きだらけだし、広告は景気の鏡ですなー。
そしてテレビは2011年のデジタル放送が鍵だけど、きっともう浮上できないだろうなという気がしています。

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