プレステージ

映画、プレステージを見てきました。
今散々CMで宣伝してますよね。
プレステージ公式HP
130分全てを疑え!天才VS奇才 世紀のイリュージョンバトル
【引用始まり】 —
二人の天才マジシャンによる、命を賭けたトリックバトル!
130分全てのシーンに張り巡らされた罠。
人智を越えたラストのどんでん返しに、あなたはきっと騙される。【引用終わり】 —

とやたら煽るもんで、こういう派手な宣伝をする映画って大抵おもしろくないんだよなって最初から自分の中で低評価だったからか、意外とおもしろかったです。まあ、あくまで意外とです。期待しすぎると全然つまらないと思います。やはり煽りすぎな点からの警戒心と、伏線がたくさんあるのでストーリーの中でのサプライズが読めてしまってSAWのように最後の種明かしで爽快感のまま終わるって感じではないんですね。

それと世紀のイリュージョンバトルなんて言うからド派手なマジックバトルかと思ってしまいますが、そんなことは全然なく、ストーリーの根本は男同士の憎悪、妬み、嫉妬、など負の感情が複雑に絡み合う、割と暗いお話です。もう一つ悪いところを挙げるとすれば、最初から説明なしに早い展開と時間軸が交差するシーンが続くので「あれ?誰が誰だっけ?」と頭が混乱しそうになるところです。いろんな意味で頭を整理したら最初からもう一度見てみたい映画ですね。

以下、ネタばらしあり。(注意)

そして最大の不満は、今作の最大のトリックである物質複製装置がトリックじゃないことです(笑)これはある種の魔法であり、マジックやトリックを謳うにはちょっと反則技です。あー騙されたー!というよりは、そんなんありかよって感じで、もう一人の自分を毎回殺しているんだと気付いたときにハッとしたくらいになってしまうのが残念です。
あとよく分からないのが、結局最後にアンジャーが「双子だったのか!」と言ったのはミスリードなんですよね?ボーデンは全てを知った上でアンジャーをさらに一枚上手の罠に嵌めていたんですよね?
ボーデンはあの装置を使い、もう一人の自分を創り出し替え玉として使い瞬間移動を完成させ、アンジャーはもう一人の自分を毎回殺すことにより瞬間移動を完成させた、そして師匠であるカッターは両方の真実を知っていながらマジシャンとして演技をしていたということ・・なのかな。

まあ、いずれにしろオチがSFちっくなので騙されたって感じが薄いんですよね。あの時代(エジソンと電流の交流と直流で争っていた時代にあんなの作れないと思うけど)だから世の中に出すことができなかったけど、今の時代にあれを作ったらノーベル賞なんてもんじゃないですね。食糧問題やその他いろいろな問題が解決すると同時に、インフラが起き、生命の倫理問題も生まれ、社会が混乱するのは確実です。やっぱり政府や権力者がねじ伏せてこっそり使うかもしれませんね。

自分のコピーを創った瞬間、自分がどっち側の自分になっているのか怖くて毎回躊躇する、それだけは怖いなと思いました。
もう一歩、あと少しで高評価になりそうで惜しい作品でした。
原作を読んで、作品をDVDでもう一度みたら評価が変わるかもしれません。

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