マイクロソフト、ヤフーへの買収案撤回

海の向こうの話ですが。
【引用始まり】 — [サンフランシスコ 3日 ロイター] マイクロソフトは3日、ヤフーに対する買収提案を撤回すると発表した。マイクロソフトは買収案を1株33ドルに引き上げる用意があったが、ヤフー側がそれ以上の価格を求めたため交渉が決裂した。【引用終わり】 —

この数ヶ月間、散々市場を騒がせ昨日は買収合意というニュースも出しておきながら結局撤回かいという感じですが、これはこれでよかったんじゃないかと思います。個人的に米ヤフーという存在感のある企業がマイクロソフトの一部門に成り下がり同化するのは寂しいなと思っていました。ある程度のメリットは両者にあるんでしょうけど、グーグルにはそれだけでは勝てないしヤフーのDNAを損なうことにならずに済んでよかったんじゃないでしょうか。

しかし、両者ともにこれから生き延びるためには何か起爆剤が必要なのも確かです。このままだとマイクロソフトもヤフーも業績が伸びず、数年後に再び業界再編問題が湧き上がりそうな気がします。その時に米ヤフーの企業価値はさらに下がってあっさり買収ということになってほしくはないですが、きっとその可能性は高いです。

企業が独立性を保つというのは想像以上に難しいことなんだなーと思います。もちろん買収されるというのはそれなりに価値があるからなんですけどね。米ヤフーの顧客は月間5億ユーザーいるし、検索業界世界2位で広告市場でも16%を占めている大手です。ヤフージャパンや中国アリババという優良会社の株も多数持っています。問題は本体の業績の伸びが鈍く、グーグルの独走を許してしまっているということです。このままグーグルの一強時代が長く続くのか、それとも全く新しい会社が突如現れ勢力を伸ばしていくのか。製造業と違ってこの業界はアイデアと技術力があれば数年で世界を圧巻できる可能性があります。そこがおもしろいけど恐いところです。

それと一つ懸念しているのが週明けにおそらく米ヤフーの株価は暴落するでしょうから、そこですぐにマイクロソフトが買収に乗り出すというストーリーです。これ、数年前にどっかがやってましたよね。オラクルのピープルソフト買収の時でしたっけ。一旦株価を下げるために買収取りやめたフリをして実はまだ諦めてないというパターンです。ヤフーがどんな手を使っても絶対に欲しいと思っているならあり得る話です。

日本がGWのお休みの中、2転3転するかもしれませんね。

コメントを残す