任天堂時価総額10兆円

ぼくは自分が入社するわけでもなく株をやってるわけでもないのにこの手の話が大好きです。ぼくが本当に自分の力を発揮することができる仕事はこっち系なんじゃないかと思うくらい、経済の話が好きで経済系のニュース、雑誌には興味津々で目を通していろんな想像を膨らませてしまいます。まあ、生化学にはその道のプロがたくさんいるように経済好きで高い教育を受けた専門家なんてそれこそ山ほどいるので趣味で楽しむ程度で十分ですが。あと自分が向いてるなと思うのは文章の添削とかする人。就職コンサルタントという仕事があったらエントリーシート部門は任せてくださいって感じです。ダメな文章ほど叩き磨き甲斐があります。面接は自分も苦手なのでパスですが。フリージャーナリストなんてのもいいかもしれない。ああ、だからブログという趣味がぼくにぴったりなんだと再認識。

さて、本題ですが任天堂の時価総額が初めて10兆円を突破したというニュースです。
【引用始まり】 —  任天堂の株価が15日、大阪証券取引所で初めて7万円を突破した。終値は前日比3600円高の7万1300円で、時価総額も10兆円の大台を超え、トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャルグループに次ぐ国内3位となった。【引用終わり】 —

任天堂の株価は実に2003年頃からずっと上がり続けています。
当時の株価が一万円台、時価総額も1兆円そこら(日本には時価総額1兆円以上は100社以上存在する)だったわけですからものすごい勢いで上り詰めていることが分かります。もちろんその背景にはDSやWiiのヒットがあるわけですが、ソニーの時価総額を抜いて日本トップ10に入ったというニュースはつい数ヶ月前の出来事です。そもそも2003年当時の株価低迷期はゲーム不況真っ只中でゲーム業界はもう終わりだと誰もが悲観的に見ていた時期でした。それでも任天堂は創業以来一度も赤字になったことがなく(64やキューブの頃でさえ!)預貯金も1兆円もあるような超優良企業でしたが、ここにきてさらに市場から大きな評価を得ているということになります。今年の日経が発表している優良企業ランキングでも一位でしたし、まさに無敵状態です。

日本に数ある大企業の中でも3番目の時価総額になるくらい高い評価というのが果たして適正なのかどうかという疑問の声もあるかもしれませんが、ゲーム機という一つのコンピュータを世界に向けて最初に発信し数多くのオリジナルソフト(マイクロソフトを遥かに凌ぐ数)を生み出し、世界のゲーム業界を創造し、引っ張ってきたその功績はむしろ今までが過少評価だったという言うべきです。

参考:日経優良企業ランキング2007
参考:日経時価総額上位ランキング

ところで最近、中間決算の時期らしくいろんな会社の中間決算発表及び、中間決算予想が発表されていますが、その中でもmixiの存在が目立っていました。
【引用始まり】 — ミクシィは10月17日、2007年9月中間期の業績予想を修正し、営業利益が前回予想から5億円増の18億円になる見通しだと発表した。

 売上高は46億円(前回予想比5億円増)、経常利益は18億円(同5億円増)、純利益は9億5000万円(同2億5000万円増)。前年同期比では売上高が約136.2%増、営業利益は104.6%増、経常利益は113.4%増、純利益は115.6%増。【引用終わり】 —

今時売上高、利益が前年比100%超えを達成する企業は大きくなればなるほどなかなかいないと思いますが好調なようです。思えば2005年度にやっと黒字化を達成したような企業でしたが、その急成長ぶりが分かります。2006年度の売り上げが18億、2007年が52億、おそらく2008年度はこのまま行けば100億前後の売り上げが見込まれています。mixiもまた無敵状態に見えますが、mixiのPCユーザーのPVがついに減少傾向になり、アクティブ率も微妙に減っているようです。その分、携帯ユーザーが増えているのですが、ピークが遅れているだけで今後も順風満帆とはいえないかもしれません。相変わらずインターネット系企業の主な収益源である広告と特別会員登録料による収入頼りを脱していないわけですが、SNSのNo1の地位を確立したというのは同社にとって大きな意味があります。今後買収でもされない限り、緩やかな成長を続けていくことができるのではないでしょうか。

買収でもされない限りと書きましたが、同社にとって買収される可能性は低いとは言えないものがあります。同社の時価総額は1700億円、上場一年目の企業としては高い評価を受けていると言えますが、国内同業他社であるヤフーが3兆円、楽天が6000億だということを考えるとまだまだ低い位置です。今のところそんな話はでてきていませんが、本気になればいつでも買収できる、そんな会社はたくさんあるのです。特にインターネット業界は最初にNo1になった企業がその分野では圧倒的に有利であるという大きなメリットがあるため、SNS後発参入企業にとって順調に成長を続けているmixiはお買い得な企業に見えるかもしれません。ま、楽天はTBSの買収に全力だし、ヤフーはソフトバンクグループのために金を使うことに必死だし、サービスとしての親和性を考えても現実的な可能性はまだ低いです。

いずれにせよ、まだあまり話題になっていませんがテレビのアナログ放送廃止と通信法改正が行われる2011年は国内の通信放送系企業にとって変化の大きい年になるのではないでしょうか。世界No1企業グーグルの存在も無視できないし、この業界はこれからさらに激動の時代に突入することが予想されます。

参考:「情報通信法」の論点
参考:「世界最先端の法体系へ」・情報通信新法の論点

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