僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?

センセーショナルなタイトルですが。

というか、最近の新書ってタイトルが釣りっぽくないと売れない時代ですよね。

マルクスの「資本論」と「金持ち父さん貧乏父さん」から得られる知見を踏まえて、働くとは、労働の価値について解説し、そこからどのような働きかたをすればいいのかということについて紐解いていくという本です。前半はなるほどと思うことも多く、納得したのですが、後半の働き方についてがどうも前半の勢いがなくて、そりゃそうだろという感じに収まってしまっていたのが残念でした。前半と後半、言いたいことは2つありきで、2つとも言ってみたけど、うまく繋げられなかった、というか後半の主張がそもそも弱かった気がします。

前半で言いたかったことは、給料というのは頑張りとか成果で決まるものでは決してないということです。まず、労働の再生産、つまり人が次の日も元気に働ける、そのために必要な経費がギリギリ支払われるというのが労働の給料の仕組みで、多少の増減というのは、例えばおにぎり1個80円~120円まで価格差があるのと同じように、需要と供給の問題であって、基本的には平均値に収まってしまうということです。値段というのは資本論的な労働の価値で決まっているので、そこはどうしようもないですよ、じゃあどうすれば人は幸せになれるのでしょうね、ということを考えている本です。

この本の中で心に響いた点が1つだけありました。響いたというか共感したことですね。

ぼくが常々思っていて、同時に悩んでいることなのですが、よく、仕事が楽しいとか、楽しいことを仕事にしようとか言いますけど、その言葉に強烈な違和感を感じていました。だって楽しいっていうのは、ゲームしてたり、キャンプしてたり、恋人とデートしてたり、そういう遊びの楽しさってすごくイメージができるんですが、少なくとも仕事というのはどちらかというと苦行の部類であって、物事を前に勧めるために大変だけど、お金を払ってでも誰かがやらないといけないことだからこそ、仕事として成立していることであるはずだからです。でも、世の中って楽しいを仕事にしようとか、好きなことが仕事で幸せとか思いっきり主張するじゃないですか、だからこそ現実のギャップと悩んでしまって病んでしまう人が増えているんじゃないかとぼくは思っています。

で、1つの結論をぼくは出したんですが、それと全く同じことがこの本にも書かれていたので紹介します。

ですが、「仕事を楽しもう」というセリフには、どうも納得できなったのです。
-中略-
ところが最近になってそうではないことに気がつきました。
「楽しむ」というのは言葉のあやであって、本来は「興味を持つ」という意味だったのです。「楽しい仕事」というのは「興味を持てる仕事」のことです。
そして「仕事を楽しもう」というのは「仕事に興味を持とう」ということです。

まさにその通りだと思うんですよ。
ぼくなりの言い方をすると、「楽しい仕事」というよりは「面白い仕事」という表現の方がしっくりします。「あーこの仕事、すげー楽しいわ」って思う瞬間もなくはないですが、ずっとそんな気持ちでいられることなんてあり得ないですよね。でも、「そうなのか、奥深いな、だんだんわかってきた、面白いな」って感情の方がずっと自然に感じられます。

もしかしたら、仕事が楽しいって言ってる人達は、ぼくやこの本の著者とは人種が違っていて、本当に楽しくて仕方ないのかもしれないですが、少なくともぼくはそう思わないと逆に辛いかなと思うわけです。面白いけど、楽しくはねーよ、きついこと、辛いこともたくさんあるよ、でもそれが普通でしょって考えることである程度、精神状態をクリアに保つというか。

そもそももっと言えば、この本を読んでる時点でそうなんですが、働くということ自体に疑問すら感じてるんですよね。そういうこと言うと、非人間的な感じがして、なかなか言えないですが、世間の常識って働かないやつはクズという風潮じゃないですか。世間体とかあるし、結婚とかもできないですよね。そういう世の中です。仮に資産が10億円くらいあったとしてもですよ、それでも何も働いていないというのはやはり非難される気がします。それってどうなんだろう、それこそ資本論じゃないですけど、資本主義という常識にとらわれているような気がするのです。ぼくらはもっと常識を疑った方がいんじゃないでしょうか。

もちろん、みんなが世の中のために働いてるからこそ、いろんなサービスが受けられるし、持ちつ持たれつの関係だということは理解できるのですが、当たり前のように誰かに雇われて働いて毎日を生きるということに、本当に今の生き方が正しいのだろうかという疑問は常に持っています。じゃあ、どうするのか、サラリーマン辞めて起業するのか、でもそれって今からの逃げとは違うのかとか、例えば10億あったら本当にしたいことは何なのかとかいろいろ考えるわけです。まだ、何の答えもでないですけどね、でも10億あったら、とりあえず今は絶対できない、世界一周旅行でも3年くらいかけてやってみたいですね。そして世界中で感じたことをこうやってブログでレポートしていきたいです。最近、身の回りの人が仕事辞めて海外に留学するってケースが立て続けに5件くらいあったのですが、もしかしたらみんなそういうことも考えたりしてたのかなー。パラダイムシフトが起き始めてる?

よく分からないので、次はこの本買ってみたので読んでみたいと思います。

読んだら、また感想書きます。30手前になって今さら何を言ってるんだって自分でも思いますけどね。こんなんだから、彼女できないんですかね!

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