壊滅状態

世界不況と言いますが、ものすごい勢いで下方修正の嵐ですね。

<赤字額>
日立・・・7000億円
パナソニック・・・3500億円
NEC・・・2900億円
富士通・・・200億
ソニー・・・2600億円
東芝・・・2800億円

この他にもシャープも上場後初の最終赤字の見通しを発表しており、大手電機業界は総崩れの模様です。ソニーは1万6千人、NECは2万人、日立は7000人を削減すると発表しました。トヨタも4500億の赤字へと下方修正しましたし、輸出系の大手電気、自動車関連は本当に酷いことになりつつあります。そうなると、当然部品関連も落ち込むし、広告費も減って、消費も落ち込む負の連鎖の始まりです。

特に電機業界では半導体がやはり厳しいようです。日立も子会社のルネサステクノロジの大幅赤字が響いているし、東芝NEC富士通3社の半導体事業を分社化して統合へ向けた交渉が始まったようです。ぼくが就職活動をしていた時期はたったの2年前ですが、景気は絶好調で半導体も今ほど悪くはなく、たくさんの友人が現在入社して働いています。当時から値下がりの傾向が強かったし、これからは半導体はきついから止めておいたほうがいいよと言ったりもしたのですが、当時は会社側も主力と位置づけていたこともあって、なんとかなるだろうという考えだったようです。半年前にも「大丈夫なの?」と聞いた時に「まあ、2年後巻き返すから見とけ」なんて言ってましたけど、このまま行くと2年後は残念ながら少なくとも社名が変わっていそうな見通しです。はっきり言って、トカゲの尻尾切りですよね。これからも業界再編は避けられません。

今、どこの会社も経費削減努力がすごいらしいですけど、経費を削減するというのは消費を減らすということでもあり、当然削減される側の会社(例えば紙やインク、水や電気)もあるわけですから、ますます悪循環ですよね。社会人になると、ニュースで報じられる以上に社内でプレッシャーを感じるし、友人の話を聞いたりしても景気の悪化の重大さを知ることになります。うちは今のところ、まだいいけど赤字の会社とかほんとどーすんだって感じで経費削減どころの話じゃないですよね。社会全体の景気が縮小すると、どこ行っても同じだ、うちはまだマシだし我慢しようと、市場の転職マインドも縮小してしまいます。実際、退職者は減っている気がするし、人材斡旋系も相当苦戦しているようです。

2年前どころか1年前の業績発表ですら、どこの会社も過去最高売り上げ、営業利益を達成していたのでちょっと考えられないスピードで景気は悪化していますね。まだ、数字上の話で実生活には影響があまりないですけど、これから連鎖が始まるともっと酷いことになっていくかもしれません。

テレビ業界も例外ではなく、番組を次々と打ち切り制作費の安い自社アナウンサーによる報道番組や、若手芸人中心の低予算番組に切り替えています。しかし、テレビ局にとって番組は商品そのものであり、経費削減で豪華にしないのは理解できても極端に質まで落としてしまうのは本末転倒というか経営上の戦略ミスになってくるのではないでしょうか。例えばTBSは東京フレンドパーク、水戸黄門、ぴったんこカンカン、うたばん、などの長寿番組を打ち切って2時間枠の報道番組へと切り替えるそうです。制作費を極限までカットした後、視聴率が伸びず景気も回復せず広告費がさらに減るようなことになれば、いよいよ社員の人件費カットに手をつけざるを得ないことになるんでしょうね。以前、書いたテレビ業界の崩壊ストーリーの始まりかもしれません。

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ABOUTこの記事をかいた人

1983年大分県生まれ。東京在住のWeb系エンジニア。
ポータルサイト、ファッションECサイト、コーディネートアプリ、食品ECサイトの開発運用などを経験。 人に役立つことや面白い記事を書けたらなと思っています。