遺伝子組み換え大腸菌、不適切処理

【引用始まり】 — 神戸大は10日、医学研究科の久野高義教授の研究室(分子薬理・薬理ゲノム学)で、実験で遺伝子を組み換えた大腸菌を滅菌処理せず、流しやごみ箱に廃棄するなど不適切な処理をしていたと発表した。
 遺伝子組み換え実験は、法律で高圧減菌処理などの拡散防止措置が義務付けられている。同大は文部科学省の指示で内部調査していた。廃棄物に病原性はなく環境への影響もないという。 【引用終わり】 —

ぼくが学生時代所属していた研究室でも微生物を扱っていたし、ぼくはまさに遺伝子組み換え大腸菌の培養を主にやっていました。うちの研究室も微生物培養環境としては劣悪だったし、コンタミなんてのんも珍しくなかったですが唯一破棄する場合の滅菌処理だけは徹底していたように思います。オートクレーブなしで流しに捨てるなんて行為は気持ちが悪くてできたもんじゃありません。一台しかない15年以上前の古いオートクレーブでしたが、24時間稼動しっぱなしででした。だからしょっちゅう、故障してその度に実験がストップして忙しい時期は大変な思いをしました。でもオートクレーブがない時でも、そのまま実験しちゃおうなんて考えには100%ならないですよねー。一滴を10万倍に薄めた溶液に数万匹という数の大腸菌がいるくらいなのに、それが1リットルとか2リットルとかですよ、良心が痛みすぎます。

そんな研究室の同期卒業生6人、3人は情報系、1人は医療機器メーカー開発、1人は印刷会社研究、1人は公務員と見事なまでに専攻を生かしていない就職先にみんな就きました。一個上の先輩も一個下の後輩も、みんな異業種に就職です。ぼくも専攻を活かしたお酒メーカーを志した時期もありましたけど、食品系研究職は完全なる買い手市場、なかなか難しいですよね。情報系は売り手市場、これ間違いないです。

一応、肩書きは情報系院卒なんですけど、いつも自己紹介では微生物が専門なんでプログラミングなんて全然わっかりませーん、と宣言することにしています。それは事実なのですが、何も言わないと仮にも情報系院卒なのに、ここまでできないのかよと思われちゃいますからね。

就職してから一ヶ月。
ニュースを見て少し懐かしくなったので書いてみました。
みんな元気にしてるかな。

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