iPhoneの影響力

今日は3度目の給料日でした。給料日だというのに会社で財布を落としてしまいましたが、気づく前に戻ってきました、よかったです。うちの会社の技術系は給与体系が少しだけ特殊なので、今月は残業0時間なのに手当てがフルに出て、交通費も上乗せなので額面で30くらいになり、おそらく今後数年間で一番コストパフォーマンスの良い月となりました。まあ、来週にはクレジットカードと家賃引き落としで18万なくなるし、そもそも税金と保険だけで額面から5万近く減っているので貧乏生活には変わりありません。けど来月はボーナスが出るのでいつもの倍はもらえるはずです、ここでやっと引越し準備から始まったクレジットカードの負のスパイラルから抜け出せます。あいかわらずたいした貯金はできませんが・・・。最近、同期の中で院卒の実家暮らしが最強だということで、そんな人をやたらいじってます。

さて、他の会社もそろそろボーナス、もう出たってところも多いかと思うのでオリンピックもあるし大型テレビを買う人もいるかもしれませんが、巷ではやはりiPhoneが話題です。というか、うちの会社も一枚かんでいて関連プロジェクトや社内セミナーも多く、毎日iPhoneに関するニュースはほぼ全て半強制的にチェックしているので、余計そう感じるのかもしれません。

その中で、ドコモはまだ多少の危機感があるようですが、NEC、シャープといったもろにライバルとなるメーカー側が妙に強気なのが気になるところです。

例えば
[特集]iPhone上陸でどーなるケータイ夏戦線、迎え撃つ国内メーカーの戦略は?
【引用始まり】 — その一方「日本でそれほどシェアを獲得できるとは思えない」(NEC山崎モバイルターミナル事業本部長)との声も。シャープの長谷川常務は「iPhoneには日本のケータイが搭載するワンセグや電子マネーなどの機能がない。また、日本にはメール文化があり、メールが使いやすいかが携帯を選ぶポイントになっている。日本のユーザーにとってiPhoneがどのくらい使いやすいかはわからない」と指摘する。【引用終わり】 —

この手の話で必ず出てくるのが、日本の携帯にはワンセグやお財布携帯機能がついていて浸透してるから、それがついていないと売れないという理論なのですが、ぼく個人としては全く理解できない話です。正直、そんな機能が本当に必要なのでしょうか。確かにimode、液晶フルカラー、カメラ付き携帯くらいまでは、その進化のスピードに目を見張るものがあったし、魅力的な商品が次々と出てくるイメージでしたが、ワンセグやお財布携帯はどちらかと言えばカメラ機能と同列のおまけみたいな感覚がします。果たして、メーカー側が思っているほど消費者はそこにこだわりがあるのでしょうか。

少なくともぼくは、ワンセグや電子マネー機能がついていないからiPhoneはちょっと・・・とは微塵も思いません。タッチパネルでメールは確かにどうなのかなとは思いますが、そこはむしろ長い間、プッシュ式のメール操作が主流で消費者的に飽きている部分もあるので、かえって新鮮で使ってみたいという心理もあるような気がします。慣れたら便利というレベルなら、十分普及する可能性があります。他メーカーもここに来て対抗モデルとしてタッチパネルの端末を出してきていますけど、ブランド好きな日本人です。同じ機能ならiPhoneを選ぶでしょう。

発表前は一時期、10万以上はすると言われたこともあったiPhoneですが、先日の発表では8GBモデルが2万3040円と他社と比べても非常にリーズナブルな値段で出してきました。これはアップル側の普及させたいという強い意思から、ソフトバンクが一台につき4万6080円もの販売奨励金を負担することによって実現しているそうです。通信料金としては「パケット定額フル」月額5,985円への加入が条件など決して安くはないですが、これも通信量が、従来と比較して10倍~20倍だと言われているiPhoneにしては抑えた方なのではないでしょうか。従来通りのパケット定額制ではないところは、この部分で少しでも負担額を取り返したいというソフトバンクの策略も多少見え隠れする気もします。

いずれにせよ、この価格設定はブランド、新しいもの好きのヘビーユーザーにはそれほど高くない買い物なので売れるのは間違いないです。供給量が確定していないので、品薄状態は避けられないでしょうが、NECやシャープが思っている以上に脅威となるはずです。なぜあんなに余裕ぶっこいていられるのかさっぱり分かりません。

ちなみにソフトバンクモバイルの2008年度3月期の売り上高は1兆6189億、営業利益1745億で過去最高益更新です。これのカラクリは、ホワイトプランが実はそんなに激安ではないという事実とデータ通信量を重視している点、シェアが20%もないので他社の携帯へかけた場合通話料が発生し儲かるのと、さらに他社の携帯からかかってきた場合に発生する(ソフトバンクへ支払われる)接続料金が相対的に大きくなるからだそうです。もう少し詳しく言うと、携帯による電話料金は電話をしている双方の会社に支払われるのですが、その比率がドコモやauからソフトバンクへかかってくることが圧倒的に多いため、相殺を超えてソフトバンクだけが儲かっている状態なのです。まあ、これは最小シェアだからこそのメリットだし、タダ友の輪なんてのも最小シェアだからこそ成り立つビジネスですよね。孫さんは10年後にはドコモを追い抜くと公言してますから、そのうち成り立たなくなる日がくるので、その布石の一つとしてiPhoneによるブランド、通信量戦略があるのではないかと思います。

Y!BBにしろ、ソフトバンクモバイルにしろ、NTTの独占(高価格路線)を打ち破り切り込んで行く戦略は本当に素晴らしいし、天才的経営者だと思います。孫さんがいなければ、ブロードバンドは今ほど日本で普及していなかたでしょうし、携帯電話の基本料金も絶対に今ほど下がっていませんでした。会社の利益だけではなく、結果的に日本国民の生活に貢献しているというところが、ぼくが尊敬する理由です。やはり成功するビジネスとはそういうものであってほしいです。

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