ぼくは今回、このブログを実名で始めました。 その理由は大きく分けて2つあります。
ハンドルネームってダサくね?
ぼくも昔は自分にネット上での名前をつけてサイト作ってました。当時はそれがRPGで主人公に名前をつけるような感覚で楽しかったです。今でも多くの人が思い思いの名前を自分につけてネット上で活動しています。でもある時、思ったんですよね。「ハンドルネームってさ、ダサくね?」と。
とりわけ、昨今ではブログやサイトやってても、それをリアルな生活で公表する機会というのも増えてきました。例えば、エンジニアだと技術系ブログを書いている人は転職活動での評価の一環にもなりますし、勉強会に行っても自己紹介でブログを紹介する人も多いし、良いコンテンツを作っている人ほど、そのコンテンツを実生活に還元することができる時代になってきています。
そんなときにリアルの知り合いや評価者が、読んだり見たりしたときに「あ、この人ネット上では自分のことを○○って呼んでるんだ。」みたいのって恥ずかしいなと思ったのです。実際、こないだ、とあるイベントでいい歳したおっさんが「ネット上では魔術師と呼ばれてます。」みたいな人がいて、マジかと思いました。
実名だと自重できる
匿名でブログを書いてると、ついつい世界中に公開していることを忘れそうになることがあります。会社であったことや、知り合いのことを書いてしまったり。それこそ、チラシの裏みたいな感覚になってしまうんですが、実名で書くことによって常に自分にセーブをかけることができます。 世界中の誰しもが常に読んでると思う、またはいつか必ず知り合いが全員読むことになると思って書く。これは10年以上ブログ書いてきたぼくが思う最大のメリットです。
実名のデメリットは?
とは言え、やっぱり実名にはデメリットもあると思います。 例えば、将来不本意ながら何か事件を起こして逮捕されたりするようなことがあったら、個人情報から簡単にブログの記事が発見され引用されたりしてしまうこともあるでしょう。また、自分の子供が大きくなったりしたときに、父親の名前を検索して見つけて、親父こんなこと書いてるよみたいなことにもなってしまうでしょう。だからこそ、逆にあんまり恥ずかしいことは書けないという自重にもなるわけですが。
あとは、ハンドルネームは覚えやすいので、逆にそこは実名のデメリットですね。 例えば「ちきりん」ってすげーダサいハンドルネームだと思うんですけど、覚えやすいですよね。
参考:なぜちきりんさんは、正体を明かさないのですか?(ITmediaビジネス) http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0907/23/news018.html
でも、Facebookは実名だから日本では絶対に流行らないと言われていた時代もありました。 あの時から比べるとだいぶ日本でも実名文化が根付いてきたと思うし、これからはもっともっとそういう時代になってくると思います。特にSNSネイティブな子供たちは、「ハンドルネームってなに?」みたいな、もはや匿名と実名にそんな意味のない時代が近々必ずくると思います。
だから、実名でブログを書こう、とまでは言いませんが、ぼくはこんなことを考えて実名を使うことにしたのです。