楽しく働くコツ

こんな記事がバズってました。

ベンチャー転職1年目の教科書

ベンチャー転職1年目の教科書ということですが、社会人として楽しく働くために非常に重要なことが書かれていると思いました。よく新卒面接とかで聞かれるんですよね。「仕事は楽しいですか?」と。それはぼく個人がどうかという質問でもあると思うんですが、行間に「この会社に入れば楽しく働けることが保証されてますか?」って聞かれている気がして、この会社にはそういう土壌は十分にあると思うけど、結局はあなた次第、と言ってしまうのはドライというか、無責任なんでしょうか。

楽しく働くという極めて主体的な活動に対して、まるでそれが会社から与えられるものであると、そう思ってしまうのであればそれは危険なことだなと思うわけです。

記事の中にこんなことが書かれていました。

Mustまできたら、次はWillだ。ただ、きっとその頃には、あなたには「この会社をこうしていきたい」という意志が芽生えているはずだ。 そして、あなたの信頼貯金が貯まっているならば、きっと上司はこういってくれるだろう「好きにしていい」と。そうなれば仕事は100倍おもしろい。

仕事が面白い、楽しくなる瞬間ってたぶんここで、自分の意思、自分の力でチームや会社、提供しているサービスをよくしていきたい、よくしていくことができると思える、裁量が得られている時だと思うんですよね、個人的には。ただ、最初から権限や裁量が与えられることなんてないし、実力もなければ、信頼もない。だから最初から楽しくてしょうがないって状態って逆にあるのかなと思ったりします。

でもそういうタイプも中にはいるので、ちょっと理解の仕方や考え方、アプローチが違うのかもしれませんが、ぼくが今現在、楽しく働くをそのように解釈しています。

そこで、そういう状態、権限や裁量を得ていくのに大事だと思うのが、上記記事の冒頭にある「信頼預金残高」だと思います。仕事は多くの場合、依頼されて行うわけですが、依頼相手の期待値を100だとすると常に120で返すことによって信頼預金残高は少しずつ貯まっていきます。100じゃ足りないんですね、相手の期待を上回る必要があります。

そうやって信頼を積み重ねていく、そのさきに初めて仕事の楽しさの片鱗みたいなものを感じられる気がします。

だから、まぁ、ぶっちゃけどこで働いても根本は一緒な気がするので「仕事は楽しいですか?」っていう質問は、個人の話を聞いても仕方ないんじゃないかなとか、この会社に入ればパラダイスが待っている、みたいに勘違いするといけないよな、と思ったりするわけです。どんな会社、どんな仕事でも大半のことは面白くなかったり、地味だったりするわけです。その中でどうやって楽しさを見出し、楽しくなるように進んでいくか、そういうことが大事というか、コツだと思うんですよね。

みたいなことを考えていたら、信頼預金残高について詳しく書いているらしいので、名前は聞いたことありましたが、読んだことなかった、この本を買いました。

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まだ読んでないですが、

第一の習慣:主体的である 第二の習慣:終わりから考える 第三の習慣:最優先事項を優先する 第四の習慣:Win-Winを考える 第五の習慣:まず理解し、そして理解される 第六の習慣:シナジーを作り出す 第七の習慣:刃を研ぐ

タイトルをざっと見ただけでも、例えば主体的であることは経験から言っても非常に重要だと思うし、Win-Winを考えるなんてのも交渉事では戦略として大事だと実感してきたし、人生の教訓、真理めいたものが書かれてそうで、かなりの名著だということなので楽しみです。

最近、やはり本を読むことは大事だなと当たり前のことではありますが、感じることが多く、すごい人が人生をかけて学んだことを短時間で知ることができるし、興味あるジャンルがあれば10冊も読めば大事なことはだいたい同じことが書かれているので、記憶に定着させることができ、自分の中で常識にすることができます。そうなれば、それを知らない人との経験値の差は歴然となるので、ちゃんと本を読まないとなと思いました。なかなか本を読む時間を定期的に確保するのが難しいのですが。。

話が飛びましたが、以上、ぼくが考える楽しく働くコツでした。