ビズリーーチ!に登録したら3日で100件のスカウトがきたので会ってきてみた

最近、BIZREACHさんがCMを始めましたよね。

転職活動をするにしても自分から企業を探すというのもめんどうなので、こういう逆求人系のサイトってどんなもんなんだろうと思って登録してみました。ちなみにビズリーチとは職務経歴を登録したら、それをみたヘッドハンターや企業の採用担当者が連絡をくれるサービスで額面総額年収750万円以上と銘打っている高年収向け転職サイトです。

750万円以上・・・・(゚A゚;)ゴクリ

名目上有料だけど無料に近い

普通、転職エージェントって完全無料が一般的ですが、ビズリーチは有料になっています。ただし、

職務経歴書を完成させると、プレミアムステージが180日分(9,980円分)無料でご利用いただけます。

ということで、半年間無料なので転職活動は半年もすれば結果が出ているはずなので実質的には無料ですね。月額課金って発想は出会い系に近いんだなと思います。

メールアドレスとパスワードを登録したら後は画面の指示に従ってレジュメを登録していきます。登録が完了すると審査に入ります。

登録して3日で100件以上のメッセージが届く

登録から3日が経ち審査も終わったのでログインしてみるとこんなことになっていました。

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・・・・大人気やんけ。

メッセージの大半はヘッドハンターから

しかし、実際メッセージの95%くらいは中小のヘッドハンティング会社からの連絡でした。 中身をよく読んでみたら

弊社は株式会社ビズリーチと業務提携している転職支援会社でございます。 貴方様のご経験にとても魅力を感じこの度ご連絡させて頂きました。 ご経験を活かし、ステップアップとなる 転職をお手伝いさせて頂ければ幸いです。 ご興味がございましたら、まずはお気軽にご返信下さい。 一度ご面談をさせて頂けましたら、年収や就業環境、職務内容といったご希望をお伺いし、 よりマッチした具体的な求人のご提案をさせて頂きます。

どう見ても新規登録者に送っているテンプレートメッセージ。 良くても、こんな求人があります、他にもたくさんあります。というメッセージで、要は転職業界って成功報酬なので、手持ちの案件にマッチしそうな転職希望者をキーワード検索した結果に手当たり次第に送っているだけというのが現状なんだなーと思いました。最初は1つ1つ目を通していましたけど、さすがに100件近いメッセージがくると、どれも同じに見えて見る気が失せてきます。

中には魅力的なメッセージもあるのかもしれませんが、如何せん数が多すぎます。 出会い系サイトの女性と同じ悩み。

ビズリーチからもスカウトメッセージがきた

ビズリーチにはそんなヘッドハンティング(転職エージェント)会社からもメッセージが大量に届くのですが、それとは別に企業の採用担当者から直接スカウトメールがダイレクトに届くケースもあります。こっちの方が、本当にあなたの経歴に興味がありますという感じでグッとものがありますが、そのメッセージの中にビズリーチ自身からのメッセージがありました。

サービス運営を行う当社からの連絡で驚かれてしまわれたかも知れませんが、よろしければ、ご検討いただけると幸いです。

そーいえば、以前同じく転職サイトのWantedlyに登録した際にもWantedly自身からスカウトメールが届いたことがありましたが、考えてみれば自社の採用に自社のサービスを使うのは当たり前ですよね。とは言え、同じようにビズリーチに登録したらビズリーチから、Wantedlyに登録したらWantedlyからメッセージをもらったって話は他の人からも聞いたことがあるので、結局条件マッチで送るしかないというマッチングサービスの限界も感じます。

誰でもいいじゃない、あなたがいいというオファーが欲しい!

ヘッドハンターとアポイント

さて、そんなビズリーチですが、実はビズリーチに登録する以前に会社のメールアドレスにヘッドハンティングのメールが届いたので、なぜ会社のメールアドレスを知っているのか、なぜ自分の名前や経歴がバレているのか、興味があったので今朝会ってきました。

ヘッドハンティング会社は2種類ある

今日会ってきたヘッドハンター曰くヘッドハンティングの会社にも種類があって、1つはビズリーチのようなポータルサイトにエージェント登録して、そこに登録されている転職希望者を検索して、自社の案件と照らし合わせてメッセージを送る「なんちゃってヘッドハンティング会社」、まさに上記の会社郡ですね。 自分の営業力に自信があればすぐに自営業として戦える業界なんだなーと思います。如何に転職希望者と接触し、面接に送り込めるかが鍵ですね。

もう1つは「そもそも転職を考えていない、転職活動をしていない層」をリサーチして、企業からのオファーに合わせて人材を発掘、転職させる気にさせる「本当のヘッドハンティング会社」があるそうです。今日の会社は後者の方で、そのようなヘッドハンティング会社というのは日本に2、3社しかないということでした。

それって企業サイドからすると転職市場にいない人材を見つけられるというメリットがあるのは分かるけど、転職者としては他のエージェントを使う以上のメリットってあるの?と思いましたが、たぶんないんだろうなと思ったので黙っておきました。非公開求人を扱っていると言っていましたが、後で検索したら普通に募集かけてる求人だったし。

どうやって転職活動をしていない層を見つけてくるのか

はっきりとは言っていませんでしたが、一般に公開されている名前や経歴、職務内容を見て探しているらしいです。ぼくの場合は、職歴や職務内容も知っていたので間違いなくWantedlyだなと分かりました。なんだヘッドハンティングも結局Wantedlyみて人を探してるのかと思いましたが、他にもっと著名なエンジニアだったりしたらインタビュー記事や登壇情報などから目立つ人をスカウトするんだろうなーと思います。

要はリサーチつったって普通にググったり転職サイトみてるわけですね。なので、ヘッドハンティング会社に声をかけられたければネット上に個人情報を積極的に公開すると良いみたいです。ここに関しては憶測ですが。 個人情報保護法もあるし、なかなかリサーチも大変なんだろうなと思います。

なぜ会社のメールアドレスに送ってきたのか

これ、けっこー不思議でヘッドハンティングのメールは会社のメールアドレスに届くし、ヘッドハンティングの手紙も会社に届いた、みたいな話をよく聞きます。理由は2つあるようです。

  1. 会社に送ると開封率が高い
  2. 会社しか連絡先が分からない

これも今日直接聞いてみたのですが、1つ目の理由はプライベートのメールに送るとスルーされる確率が高いそうです。会社のメールアドレスに送ると、おやっと思って見てくれる可能性が高いみたいです。でも返信し辛いですよね。

2つ目の理由は結局、いくらインタビュー記事などをみたところで、その人の個人情報までは分からないケースが多いです。でも会社の住所なら公開されているし、会社のメールアドレスには大抵法則(名前@会社ドメイン)があるので、名前さえ分かればメールが届くから、だそうです。

えー、つまりこの人に連絡取りたい、名前はわかる、会社アドレスのパターンもわかる、たぶんこれだ、と適当に送ってるわけですね。なんかアナログ。

まとめ

とまぁ、ビズリーチに登録して、ヘッドハンターとも会ってきたわけですが、こういうのを使うメリットは、自分が思っている、知っている以外の会社との接点を作ってくれるというところですよね。

へー、そんな会社あるんだ、いまそんな人が欲しい会社があるんだ、自分にマッチしているかも、と新しい出会いを提供してくれる、しかもほとんど無料で、というところは使ってみてもいいかもなーという気はしました。

デメリットがあるとすれば、結局彼らは字面上の条件を見て、「マッチするかもしれない人」にコンタクトを取っているだけなので、本当に企業が欲しいと思っている人材とマッチしているかどうかは確信が持てない状態で話を持ってきているし、実際選考まで進んだら、あとはあずかり知らぬところで、採用されたらラッキーだし、採用されなかったら次を探すという、紹介するところまでが仕事だということです。

つまりヘッドハンティングって言っても、オンリー・ユーではないので浮かれちゃダメだよってことですね。 あ、でも他の転職サイトやエージェントと違うのはやっぱり紹介される案件の年収は高そうです。年収は確実に上がると言われましたし、ビズリーチの紹介企業を見ても700万~1200万みたいなハイクラス求人が多いです。その分、ハードルは高いんでしょうが、年収面でステップアップを狙っている人には効率が良さそうです。

登録もレジュメ書くだけだし、基本待ってるだけでいろんなオファーが届くので面白いなと思います。 ビズリーチの登録はこちら。

そのうち、いい会社があったら転職しようかなと思っている人には半年間は無料でハイクラスなスカウトメールを受けられるのでお勧めかもしれません。

また、同じくハイクラス、エグゼクティブ特化型の転職支援を得意としており、業界・職種別の組織体制をとっているJAC Recruitment(ジェイ エイ シー リクルートメント)が大手の転職支援エージェントとしてはオススメです。