【採用力】エンジニアにとって働きやすい会社だと思われる方法

ITエンジニアは今、空前の売り手市場が訪れているようです。

[blogcard url="http://blogos.com/article/160927/"]

特にインターネット専門職は4.85倍と非常に高い求人倍率となっているようです。ぼくも特に転職サイトに登録しているわけでもないのに、今年に入ってから4社から転職のお誘いを受けました。それは人からの紹介だったり、ヘッドハンティング会社経由だったり、SNS経由だったりと様々でしたが、売り手市場なのを実感しています。

それは逆に言えば、企業にとってはエンジニアが欲しいけれど、転職サイトに登録しているエンジニアだけじゃ足りなくて、潜在的な転職候補者にも声をかけないといけないくらいの状況だということが読み取れます。

エンジニア不足ということですね。

これだけエンジニアが不足していると、採用側としてもどうすれば優秀なエンジニアを集めることができるのかということと、どうすれば自社のエンジニアの流出を防ぐことができるのか、という2つの視点で人事担当者は悩むことになります。

エンジニアが魅力に感じる、エンジニアにとって働きやすい環境とは何なのか。人事担当者が気付きにくいポイントについて個人的見解をまとめてみたいと思います。ここでは給料とか、自社のプロダクトが優れているとか、当たり前すぎる項目は大前提なので省略したいと思います。

いい椅子を使っている、使う椅子が選べる

302453486214756349 出展:http://alpha.mixi.co.jp/entry/2011/10753/ こういうことを言うと人事担当者は「え?椅子?」みたいな反応が返ってくることが多いですが、エンジニアはほとんど一日中椅子に座って仕事をします。チープな椅子で腰痛や肩こりに悩まされる人も多いです。

ぼくは入社した会社であまりに椅子がチープだったので自腹で買って持ち込んだことがあります。それくらい椅子というのは大事だし、そういうところに気を配れる会社はエンジニアを大事にしている証拠なので安心して働くことができます。

最近では好きな椅子を選べるベンチャー企業も増えてきていますよね、椅子は採用力です。

広い机、快適な椅子が使える

302453486214159803 出展:http://alpha.mixi.co.jp/entry/2011/10753/ 椅子に近いですが、エンジニアは複数ディスプレイで仕事するのが当たり前なので、他の職種に比べて広い机が必要です。狭い机でストレスを感じながら仕事をするのは苦痛以外何者でもありません。

もっと言うと体に合わせて机の傾斜や上下がコントロールできたり、ディスプレイアームがついていたりするといいですね。そこはmixiの環境がすごいです。 [blogcard url="http://alpha.mixi.co.jp/entry/2011/10753/"] こうやってすごいと紹介されたりすることによりブランディングが強化されるし、採用力も高まりますよね。机もそうですが、人口密度も関係ありますね、背伸びをしたら後ろの人の頭に手が当たるような環境だったことがありますが、嫌です。

PC、キーボード、マウスが選べる

302453486216511429 出展:http://alpha.mixi.co.jp/entry/2011/10753/ 椅子、机に比べたら人事担当者も理解しやすいと思いますが、スペックの低いPCで開発を行うなんて苦行です。ぼくも2年くらいメモリ2Gしかないマシンで開発してたことがありましたが、忙しい時ほど発狂しそうになります。

また、最近ではWindowsでなくてMacを使う人も増えましたし、キーボードやマウスにこだわる人も多いです。キーボード、マウスに関してはぼくも社会人になってからずっと持ち込みで自分の好きなものを使っていますが、もしここも支給してくれるという会社があったらいいなーとは思います。

でもハイスペックなPCに関しては必須だと思います。逆にそこに投資ができなくて、よく優秀なエンジニアが欲しいなんて言えるな、というくらいの勢いです。

トップエンジニアが在籍している

YOSX9856_TP_V

先週、こんなニュースがありました。 [blogcard url="http://jp.techcrunch.com/2016/02/17/moneyforward-urabe/"]

これまでRubyで採用力のある会社といえば圧倒的にクックパッドでしたが、このニュースをみて、これからマネーフォワードもくるんだろうなと思いました。やっぱり優秀な人材は優秀な人材を呼びますし、この人と一緒に働いてみたいと思われるような、業界トップエンジニアが在籍している会社は強いです。

逆に在籍しているトップエンジニアが次々と退職していくような事態に陥った時には危機的状況になるわけですが。まずは、少なくともトップエンジニアが在籍したいと思えるような会社だという認識を得られるというのは大きいですし、いい会社なんだけどいまいちブランディングが弱いという状況だったら効果的だと思います。

さいごに

優秀なエンジニアを呼び込みたければ簡単です。

最高の環境で、最高のエンジニアたちが、最高のサービスを、最高の待遇でやっていること

を伝えればいいだけです。 今回は、この中で最高の環境と、最高のエンジニアたちという部分について個人的見解を解説してみました。

実際にはそこそこの環境で、ほどほどのエンジニアたちが、まぁまぁの待遇で働いている会社ばかりなので、せめて環境だけでも整えてみれば良いんじゃないのーと思ったりします。

働きやすい環境で働きたいものです。