読まれていない良質なブログ記事は、導火線のない火薬庫に近い

長ったるいタイトルですいません。 火薬庫に導火線がついてるわけねーだろという話ですが、仮に火薬庫に導火線がついていて火がつくとどうなるか、爆発しますよね。それと一緒で、ブログでどんなにいい内容の記事を書いたところで、読まれなければ存在しないのと一緒で、多くの人に読まれて初めて良質な記事は価値が生まれるんですよね。

最近の著名ブロガーは本当に2010年、2011年頃にブログを初めた人が多いですが、それはブログ黎明期のテキストサイトの延長線上からの脱却、TwitterFacebookなどのソーシャルメディアとの相互補完が進み、ソーシャルブロガーの台頭と言えそうです。ソーシャルブロガーとは、ソーシャルメディアを活用し、自前のソーシャルグラフを着火点として、ブログ記事を一気に拡散、爆発させる手法を用いるブロガーで、昨今の人気ブロガーはもれなくソーシャルブロガーです。

そんなことを考えていたら面白そうな本を見つけたので読みました。

人気ブログの作り方: 5ヶ月で月45万PVを突破したブログ運営術

電子書籍で480円、安い。 人気ブログの作り方: 5ヶ月で月45万PVを突破したブログ運営術 著者がブログで書いてたブログ運営論をまとめた内容になっています。

以下、この本を読んで参考になった箇所を抜粋紹介したいと思います。

レビューとは「自分をレビューする」こと

グルメ記事であれば、単純に「美味しい」と書いてしまうと、本当の美味しさが伝わりません。商品であれば、「便利」と簡単に書いてはいけません。書籍であれば、「面白い」と書いてはいけません。単純に書いてしまうと、陳腐な表現になってしまいます。

周囲の状況や背景、自分の考えや感情、経験を詳細に書くことを通じて、対象の素晴らしさを暗喩するのです。つまり、エッセイを書くような感じです。対象物のレビューを通じて自分を語るのです。

つまり、何かをレビューするということは「自分をレビューする」ことなのです。

自分の活動の実績はしっかり残す。ブログを人生の母艦にする考え方

ウェブサービスを立ち上げたり、イベントを開催するのも、ただやって終わりではなくて、その家庭や結果をブログで記事にして、読みに来てもらう。そして、ブログのリピーターになってもらうことを目標としました。リピーターが増えれば、ブログのアクセス数が安定します。次の活動の告知をしやすくなります。安定した広告収入も期待できます。

人生の母艦としてのブログを持っておくと、日々のフロー活動をストックに変換することができるのです。

読者は一気に増やせ

読者の少ない状態では、いくら良い記事をポストしても、誰も読んでくれません。とはいえ、ある程度の量の良記事がストックされていないと、ブログの信用力がつきません。出し惜しみなくどんどん記事をポストしていきましょう。多くの人に伝えたいことがあれば、後日読者が増えてからリライトして再ポストしても良いのです。

記事を単に書き続けても、読者は増えていきません。ベテランのブロガーは「粛々と毎日ポストし続ければよい」ようなことを言いますが、それは既に多くの読者がいるから有効なのです。読者がいないブログに、いくら記事を書いても、読んでくれるわけがありません。

ブログより更新が楽なTwitterでフォロワーを増やしたり、NAVERまとめにまとめ記事をポストしてブレイクさせて、自ブログへのリンクを設置して誘導したりして、読者を短期間で一気に増やすのです。

記事タイトルはイメージ重視で

例えば、当ブログで昔ポストした「超小型アンテナ&ワイヤレスレーザーマウスLogicoolVX-N」という記事。 このタイトルだと、ワイヤレスレーザーマウスに興味のある人しか読んでくれないでしょう。

代わりに

「パソコンケーブルがグチャグチャになってるあなたへの朗報」

というタイトルならどうでしょう?より多くの人の興味を引くと思います。 ソーシャルでは記事タイトルが重要です。人々は文章の内容を読む前にタイトルで内容を判断しているからです。 ある意味、本文よりもタイトルの付け方の方が大切と言ってもよいでしょう。読んでもらえないことには、せっかく書いた記事も存在しないのと同じなのですから。

良い記事を書いていればブログは成長するとは限らない

「良いものを作り続ければ売れる」と、世界トップクラスの技術を持つ日本国内の家電メーカーが瀕死の状態に陥っています。確かに技術は重要ですが、商品のアピールや届け方も大切です。技術とマーケティングはどちらが欠けていても上手く行きません。両輪が揃って、車は初めて動き始めるのです。

同じように、ブログも「良い記事を書き続ける」だけでは上手くいきません。まさに「真面目の罠」人通りのない街頭でいくら叫んでも、そのメッセージは誰にも伝わりません。現在ではあれば、TwitterFacebookなどのソーシャルメディアを活用して、ブログ記事が多くの人に届くような流れを作ることは大切です。

まとめ、ブログは資産

どうでしょう、ブログ書いてる人間からするとブログ運営論ほど面白いコンテンツはないですね。 何が面白いって、文章を書くことも面白いし、PVや収益もさることながら、読者の反応や、いろんなテクニックを駆使して試行錯誤で実施した施策の効果があらわれたり、それを分析したり、PDCAを回しながら成長していくという面白さがあります。

ブログそのものだけで食べていってるひとも増えてきてるし、この本だってブログで書いていた内容をリライトして電子書籍にしただけでベストセラーになっているそうです。電子書籍は印税が70%にもなるそうです。著名なブロガーはブログの広告収入だけでも食べていけるし、電子書籍化すればベストセラーだし、講演なども引っ張りだこです。

ブログは資産だなと思いました。