2020年東京オリンピックで卓球金メダルが現実味を帯びてきた

何を隠そう中学時代卓球部だったぼくは卓球観戦が大好きです、東京オリンピックで観たい競技は断然卓球で、そのために東京にいると言っても過言ではありません。

そんなぼくに衝撃的なニュースが飛び込んできましたので思わず書いているだけなので最初に言っておきますが、特に分析してるわけでもなくタメになる記事じゃないのであしからず。

平野美宇に中国の監督が脱帽「彼女のテクニックは我々より先進的」 最大の敵と認める

「卓球・アジア選手権」(15日、無錫)  女子シングルス決勝が行われ、平野美宇(エリートアカデミー)が世界ランク5位の陳夢(中国)を3-0(11-9、11-8、11-7)で下し、初優勝した。

日本人がアジア選手権で優勝、これ自体が21年ぶりの快挙ということですが、知っての通り卓球は中国勢が強いです。決勝戦の相手は世界ランク5位の陳夢(中国)、準決勝の相手は世界ランク2位の朱雨玲(中国)、そして準々決勝の相手は世界ランク1位でリオ五輪女王の丁寧(中国)でした。

つまり、これは実質世界選手権で優勝に限りなく近いことです、卓球は流れのスポーツなので運良く勝ってしまうこともありますが、今回は中国人世界ランク5位以内を3連覇で完全に実力です。すごい時代がやってきました。

平野美宇は先日の日本選手権でも大会3連覇中の石川佳純(世界ランク4位)を破って優勝したし、ほんの数ヶ月で世界ランク1位、2位、4位、5位に勝ってます、これは本物です。しかもまだ17歳という若さ。

石川佳純、平野美宇に脱帽「すごいプレー」 4連覇逃すも

新女王に対し、「実力ではまだまだ負けてないと思っていたけど、こちらが100%出せないと厳しかった」と脱帽。1年前の決勝では破ったが「昨年よりスピードがアップしてたし、両ハンドでフルスイングしてきた。実力も上がっているし、今日はすごいプレーだった」と目を丸くした。

短期間で急成長していることが分かります。 来月は世界選手権もあるし、ここでもやってくれそうな予感がしますね。

東京オリンピックで金メダルを公言している

平野美宇東京五輪でシングルスと団体での金メダルという目標を掲げています、2016年10月今回下した丁寧(中国)と対戦し、0−3で完敗した時にも同じ目標を口にしていました。当時、この発言について聞かれた丁寧は「はは」と苦笑いし、まったく相手にしていない様子だったそうですが、半年後に負けることになるとは思ってなかったことでしょう。

しかも、この世代はリオオリンピックで団体3名に選ばれ銅メダルに貢献した伊藤美誠(世界ランク8位)もいますし、3年後は実力も経験も豊富な石川佳純(世界ランク4位)もおそらくキャプテンで参加するでしょう。結婚した愛ちゃんがどうなるか分かりませんが、間違いなく史上最強の日本代表になるはずです。

Wikipediaによると過去オリンピックで女子卓球でシングル・団体含めて中国人以外が優勝したことは一度もありません。日本勢は決勝戦まで行っても圧倒的な差を実感するだけでした。

しかし、ここにきて日本勢の層も厚くなり、世界ランク10位以内に複数人名を連ねるだけでなく、ランク1位や2位を破って大会で優勝するような選手も出てきた、というのは本当に時代が変わる節目かもしれないという期待感があります。

こんなの現役で選手やってた20年前は本当に考えられなかったです。

卓球王国・中国で“日本脅威論”が台頭 長期的なジュニア育成を警戒 中国のテクニックを吸い取る

現在、中国代表の女子コーチを務める孔令輝氏は、「日本チームはすでに中国卓球界にとって一番の強敵になっている」と述べ、日本選手の台頭に警戒感を示している。
中国メディアは、日本躍進の要因として、東京五輪の開催権を獲得してからジュニア世代の強化に力を入れていることを挙げている。日本卓球協会が年間3億円の強化費の3分の1をジュニア世代に“投資”し、2000年以降に生まれた世代から、有力選手を養成していることに着目している。日本では選手登録している18歳以下の選手が30万人以上いることに驚きを隠さない。

卓球人口の多さはそれだけ卓球を楽しむ人達の多さですね、本当に楽しみです。