オフィスに対する考え方は会社の経営方針そのものである

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ぼくは以前からオフィス環境にとても敏感なタイプです。
それはたぶん新卒で新築時の東京ミッドタウンで働いていたりしたから最上級を知ってしまったというのもあると思っていて、そういう意味で最初に働く会社や環境というのは、その人の属性や考え方にずっと影響を与えるものだなーとしみじみ思ったりします。オフィス環境だけじゃなく、仕事の進め方やスピード感の感じ方なんてのも何もかも最初の会社が基準になります。ほんとに。

こんな記事を読みました。

渋谷の会社に勤めている人が転職しようと思ったときに、通勤利便性やその他諸々の観点から再び渋谷の会社を選ぶ可能性が高いと思ったからだ。

一瞬、そんな馬鹿なと思うような話ですが、転職先を探すときの自分を振り返ってみると、この会社良さそうだなと思ったあと「で、どこにあるの?新宿かよ・・・やだな」みたいなことは確実に毎回思ってました。それは新宿という街がそんなに好きじゃないのもありますが、単純に今住んでる場所からちょっと遠いとか、案外そういう理由は気になるのでスイッチングコストは意識してそうです。

この話の続きとして

こんなふうにオフィスや内装の細部にまでこだわるのは、オフィスの居心地は生産力に直結すると考えているからだ。

Googleが圧倒的な競争力を保ち得たのは、とにかく皆が「ああいう職場で働いてみたい」と思うようなイメージ戦略が徹底していたということに起因していると思っている。ユニークな装飾やゆとりのある空間、フリードリンクにフリーランチ、お菓子食べ放題などの福利厚生は、すべて優秀なエンジニアを引きつけるための採用ブランディングだ。

ぼくはこの考え方にめちゃくちゃ共感したんですが、最近、読んだこの本にも全く同じことが書かれていました。

この本のコンセプトは「空間を変えることで、人生をよりよいものにする」ということなんですが、一部抜粋すると

空間の快適性、そして、より発想力が豊かに生まれてくるような環境作りというのが、これからの日本のオフィスにおいて、大切なことなのです。

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会社のインテリアこそ、企業ブランディングや採用においては、もっとも力を発揮する場所であるということがいえます。そこに気がついて、かけるべきところにしっかりとお金をかけている会社というのはやはり伸びています。そしてなにより、採用への影響が大きいのです。Googleのオフィスを訪問したことがありますが、環境作りに力を入れているのがオフィスに入った瞬間分かります。

センスのいい会社にはセンスのいい人が集まります。インテリアというのは、企業ブランディングにおいてもっとも重要な要素です。会社とは何か。それは商品ではなくて、やはり「人」と「環境」です。それが会社です。

ぼくは本当にこの通りだと思っているんですが、やはり世の中には本気でそうではないと思っている経営者も多いと思います。例えば、オフィスの椅子に良い物を使ったり、広めの机を用意したり、壁にアートを飾ったり、そういうクリエイティブな環境を社員に提供することが悪いとまでは言わないけれど、そんなお金があるんだったら、より顧客の満足度を高めるために、サービスを少しでも良くするために、内ではなく外に向けて時間とお金を使うべきだ、そう考える人は多いはずです。

ぼくはその考え方が間違ってるなんて思わないし、社内の環境を快適にするという部分と、贅沢にオシャレに魅せる、というのは線引きも難しいところもあるし、それはそれでお金を何に投資するかという経営判断なので、単なる方針の違いだと思います。

ただ、ぼくは働きやすいオフィスに対するこだわりがとても強いので、そういうオフィス環境に対する投資を惜しむ会社で働きたいとは思わない、というだけの話です。合う合わないだけで、オフィス環境なんて全然気にならないって人も実際多いので、そういう人はそういう会社で働けばいい、それだけだと思います。

ぼくからすると、人生の半分はオフィスで過ごし、残り半分は家で過ごすわけですから、その両方の環境に対して徹底的にこだわらないというのは、全く理解できないわけですが。そこはもう価値観の違いとしか言いようがありません。

ぼくはこう思うわけです。

「人生」は言い換えると「時間」。
その「時間」を過ごす「空間」こそがその人の幸せに結びつく。

余談ですが、東京ミッドタウン、今年ヤフーとファーストリテイリングが同時に抜けて1万人規模で人が出ていったのでけっこーやばいそうです。東京ミッドタウンでまた働きたい。

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