怒らない技術「アンガーマネジメント」について

ぼくはよく「怒ったりすることあるんですか?」と聞かれるほど、温厚な性格として通っていたりしますが、実は普通に怒ったりムカついたりすることは日常茶飯事です。

ただ、そんな感情を表に出さず、コントロールするのが大人だと思っているし、それは我慢をするということではなく、何かを伝えるのに怒りの感情は必要ない、むしろマイナスの印象を与えることが分かりきっているので出さないように努めているというだけです。

そんなぼくもついつい怒りの感情に支配されそうにあることがあります。 そこで、さらなる修練のため、こんな本を読んでみました。

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なるほどなと思う箇所がたくさんあったので紹介してみたいと思います。

アンガーマネジメントという技術

アンガーマネジメントのいいところは「技術」なので、練習すれば、大なり小なり、「誰にでもできる」ことです。

やはり、これは大人が嗜むべき、技術なんだと認識しました。

あなたが人を動かしたいなら、怒りにまかせて何かを言うことは逆効果です。あなたが怒りにまかせて何か言えば相手からの反発を生むだけです。怒りにとらわれたコミュニケーションをすることは、結局は自分が1番損をします。

怒りのコントロールとは人間関係を上手につくるコミュニケーションのコツだと思います。

怒りのトリガーを知るということ

そしてこの本の中で1番そうだよなーと共感したのが怒りのトリガーとなる部分です。ぼくがよく怒りの感情を感じるのは、例えば仕事だったら「取引先の人にメールを送ったのに返信が1週間もない。」というような状況のときです。

これはなぜ怒りを感じるのかと言うと、ぼくの中の仕事の常識として「仕事のメールは遅くとも24時間以内に返信すべき」という信念があるからです。信念というか常識だと思ってます。てか金払ってんのはこっちだし、みたいな状況が怒りにさらに追い打ちかけます。

その「べき」という自分の中の常識が覆ったときに、人は怒りを感じるんだなーということです。

「べき」はとても都合のいい言葉です。一見するとあたかも正しいことを言っているように聞こえます。ですが、その「べき」はあなたの独りよがりかもしれないのです。「べき」という言葉で、あたなの価値観や考えをおしつけないようにしましょう。

ようは自分が怒りの感情を覚えたときに、それは自分の中の常識に囚われているのではないか、相手の立場に立って一度考えてみよう、と一歩踏みとどまることが怒りをコントロールする1つのテクニックなんだと思います。

この私たちがふだん信じているもの、判断の価値基準にしているものをアンガーマネジメントでは「コアビリーフ」と呼びます。

コアビリーフとは自分の辞書のようなもので、その出来事や誰かの言動を、自分のコアビリーフに照らし合わせて認識し、間違っていると思ったり、納得がいかなかったりすれば怒りを感じます。まぁ、いわゆる価値観のようなものですね。

本人にとっては、自分が信じているコアビリーフが唯一の真実で、1番正しいことです。アンガーマネジメントをしていく上では、自分が一体どんなコアビリーフを持っているのかを知ることが重要です。

自分のコアビリーフを知ることができれば、自分がどうしてその事象に腹を立てているのかわかるようになるからです。そして、コアビリーフに基づいた認識と行動を修正することにより、「頭の中を怒りにくい仕組みにする」ということがアンガーマネジメントです。

怒りという感情は、あなたの選択です、ある出来事、誰かの言動に対して「怒る」も「怒らない」もあなた次第です。

怒らない選択をしていきたいものです。

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